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2015年3月28日 (土)

03/28 【聴】 Satogaeru Concert / Akiko Yano + Tin Pan, Victor(VIZL-803)

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1991年にアメリカに移住した矢野顕子が、毎年1回、日本でコンサートを開催しようと企画したのが"Satogaeru Concert"。2014年12月14日に開催された本コンサートでは、アッコちゃんの念願だったTin Pan(細野晴臣、林立夫、鈴木茂)との共演が実現した。最強のバンドにバックアップされたアッコちゃんによる、これまた最強のライブ・アルバムが本作。CD2枚組、Blu-Ray1枚組。ライブセット全17曲をCD, Blu-Rayそれぞれに収録したほか、Blu-Rayにはライブ外の彼らによるトーク・セッションを収録。

アッコちゃんの曲、細野さんの曲、はっぴいえんどの曲、ティン・パン・アレイの曲。様々なバンドの曲、様々な時代の曲を詰め込んだ、宝石箱のようなアルバム。細野さんの曲といえば「冬越え」「終わりの季節」「絹街道」、はっぴいえんどの曲といえば「氷雨色のスケッチ」、ティン・パン・アレイの曲といえば「ソバカスのある少女」「ポケットいっぱいの秘密」。カヴァーでいえばJimmy Webbの"Wichita Lineman"、Skeeter Davisの"The End of the World" (!!!)、Hank Snowの"I'm Moving On"、アッコちゃんでいえば「大いなる椎の木」"A Song for Us"「へびの泣く夜」「こんなところにいてはいけない」「変わるし」「ひとつだけ」。そのどれもが珠玉で、あるいは多くの人々がライブで聴くことを渇望していた曲となっている。亭主のように歳経て涙腺のゆるくなった人間には本当にたまらない曲ばかり、懐かしさと、その歌詞/メロディの心への浸透度のすさまじさは特筆に価する。「絹街道」のように他のアーティストがライブでは演奏しない曲をあえて掘り起こす、そんなアッコちゃんの遊び心、Tin Panのメンバーへの愛の深さも心憎い。

なおディスクはCD2枚にBlu-Ray1枚。CDとBlu-Rayではまったく同じ曲セットが収録されているが、Blu-Rayでは彼らの演奏がつぶさに見られて楽しい。アッコちゃんがピアノとキーボードを使い分ける姿、ドラムを叩く林さんのノリ加減、あるいは鈴木さんの爪弾きなどなどライブならではの見所も多い。おっと細野さんもヴォーカルで参加しているので興味のある方、ファンの方はぜひ。

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