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2015年3月28日 (土)

03/28 【読】 「だれの息子でもない(神林長平、講談社)」

「だれの息子でもない(神林長平、講談社)」

「敵は海賊」「戦闘妖精雪風」シリーズが特に有名。言語や哲学、仮想世界をテーマにしたSFを得意とし、近年は伊藤計劃論なども手がける神林長平の中編小説。近未来の日本、長野県のいち地方都市を舞台にしたサイバーSFが本作となる。

SNSやオンラインバンキングなど、あらゆる個人情報がネットを介して管理される近未来。人々は、ネットに蓄積した自らの個人情報を「アバター」と呼ばれる人工人格に記憶・管理していた。ネット内に作られた本人の分身である「アバター」は、人工知能によって自身の判断で行動する。ネットに日々蓄積されていく本人の行動情報は、アバターに本人そっくりの振る舞いを与えていた。

主人公である青年は、長野県のいち地方の市役所で、そんなアバターの管理に従事していた。アバターを持つ市民が死亡した場合、ネット内には亡くなった人の個人情報がごっそりと残される。主人公の仕事は、死亡した市民の個人情報を、故人や遺族の意思にならって保存・消去することだった。知能を持ったアバターは、現実世界において本人が亡くなったことを知らずにネット内に「幽霊」のようにとどまり続ける。主人公は、それら「幽霊」に、本体の死亡を告げる役割を担っていた。あるとき主人公は、彼の上司に、ネットで行方不明になっている上司の母親のアバター捜索を依頼される。しぶしぶ依頼を受けた主人公、だが不意に現れたアバターによってネットと現実社会とを揺るがす大事件に巻き込まれる。

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