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2015年3月18日 (水)

03/18 【聴】 Comme a la Radio / Brigitte Fontaine, Saravah|Yamaha Music(YMCP-10026)

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フランス出身のシンガー、ブリジット・フォンテーヌの1970年作品。ピエール・バルー主宰のサラヴァ・レーベルよりリリースされた本作はアート・アンサンブル・シカゴ(レスター・ボウイ(tranpet)、ロスコー・ミッチェル(Sax)、ジョセフ・ジャーマン(Sax)、マラカイ・フェイヴァース(Bass)、ドン・モイエ(Drums)ほか)のサポートによって作られた異形の傑作。

1曲目はフレンチ・ポップを意識したフリー・ジャズ、ブリジットのささやくようなコケティッシュ・ヴォイスが耳に心地よい。なるほど、シャンソンの良作を多くリリースするサラヴァ・レーベルならではのフレンチポップのアルバムなのだと理解して、2曲目を聴いたところで頭を抱えた。

なんなんだこのアルバムは。

アフリカ的なミニマルなパーカッション、アラビア音楽、環境音に詩の朗読、あるいは日本の和楽器(大太鼓と笙)の演奏、聴くほどにありとあらゆる「その他」が押し寄せてくる。アルバムのタイトルが「ラジオのように」なのはすなわちラジオ番組のように雑多なジャンルをごたまぜにしていることを意味しているのか。ジャケットの愛らしい姿やコケティッシュな歌声、あるいはジャズのフォーマットを期待している人間は、聴くほどにその期待が裏切られていく。しかし、決して不快な裏切りではない。繰り返し聴くうちジャケットや歌声ははるか遠くに追いやられ、自身が荒涼たる大地に放られていることに気付かされる。

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