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2015年2月

2015年2月28日 (土)

02/28 近況報告

メンテナンスが必要な60のページの全ての見直しを完了した。

リンク切れとなっているCD画像にはリンクを張り直し、そもそもCD画像やアフィリエイトがなかった部分にはそれらを追加した。ついでに、過去作成したページで、レビューが無かったアイテムについて、レビューを追記している。こちらはのんびりやっているので、いつ終わるかはわからない。過去のページを見て「あ、なんだかごちゃごちゃやってるな」程度に思っていただければ幸い。

失われた14ヶ月分(バックアップしていなかった部分もあるし、やる気を失いデータを記録していなかった部分もある)をどうするか、はまだ決めていない。そもそも全てを出す意味がどれほどあるかもわからない。

とりあえず次の更新ネタが思いつくまでは、現在のページ内を地道に更新する。単なる自己満足。

2015年2月27日 (金)

02/27 【聴】 Vrioon / Alva Noto+Ryuichi Sakamoto, Raster Noton(r-n 50)

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Alva NotoことCarsten Nicolaiと坂本龍一のコラボレーションによって生まれたエレクトロニカの作品。2002年、Raster Notonよりリリースされた6枚シリーズの最初の作品が本作となる。全6曲。

坂本によるピアノ・アンビエントと、Notoによるパチパチ、プチプチ、ピーといった電子音(雑音?)との組み合わせによる静謐なエレクトロニカ。どちらもが非常に控えめ、個を主張することなく、譜面に音を置いていくタイプの作品といったらよいだろうか。人工的な電子音、しかしその音はまるで自然の中にあたりまえにあるかのよう。亭主の好きなSpace Time Continuum(Jonah Sharp)のエレクトロニカがこれに近い。"Etim Ecaps"、Chillscape Compilation...実に良く聴いた。"Vrioon"を聴くと、1990年前半に盛り上がったアンビエント・シーンが、確実にNotoらに伝わっていることが実感できる。Alva Notoのシリーズではこれがアンビエントに近く、またもっとも心地よいかもしれない。

2015年2月26日 (木)

02/26 【聴】 Shine Like A Billion Suns / Boom Boom Satellites, SONY(SRCL8688-9)

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中野雅之と川島道行によるビッグ・ビート/デジロックユニット、ブンブンサテライツの最新作。2年ぶり、。9作目となるフルアルバムは、ヴォーカルとメロディの美しさに徹底的にこだわった作品だという。なお初回生産限定盤には、ニコニコ動画主催によるリミックス・コンテストの素材音源CDが1枚、それにスコアが1部添付されてくる。全11曲。

攻撃的なデジタル・ロックのバッキングと、メロウかつカタルシスの強い歌詞が特徴のBBS。その完成度は本アルバムでいよいよ高まったといえる。ヴォーカルの川島は、本アルバム制作前に3度目の脳腫瘍で入院、手術をおこなっている。生死の境をさまよった彼の様々な思いが本作のメロウさ、カタルシスを作り出しているといってもよい。M4 "A Hundred Suns"の重厚な(おそらく)TB-303のベースラインに重なる川島のヴォーカルは、病院の部屋の中で壁を見つめながら強烈な太陽の光を幻視する。圧倒的な魂のパワーに聴く人の魂が共振する。不謹慎だが、川島の不遇が作品と、BBSのポテンシャルをさらに押し上げている。

これまでどちらかといえばロック的な曲調一色で仕上げてきた彼らの作品だが、本作に限ってはバラードやシンセ・ポップ、あるいはアンビエンティックなトラックなどが存分にフィーチャーされている。短い曲もありバラエティ豊か、濃淡のある作品に仕上がっている。

2015年2月24日 (火)

02/24 【聴】 Rendezvous in Rhythm / Hot Club of Cowtown, GoldStrike(GS004)

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Elana James(Violin), Whit Smith(Guitar), Jake Erwin(Bass)によるジャズ/ウェスタンスウィング・バンド、"Hot Club of Cowtown(HCC)"の2013年作品。1994から活動を続ける彼らの通算12枚目となるアルバムは、トラディショナル、カヴァーを含む軽快なカントリー・ウェスタン。

カントリーといえば、かつてはどちらかといえば古臭い音楽、古き良きアメリカの伝統音楽だったように思うのだが、HCCはその個性的な演奏とキュートなルックスで、「伝統音楽」という枠からの逸脱に成功している。カントリーからジャズへと横断してみたり、全員がヴォーカルを担当することで曲にバリエーションを持たせてみたりとアルバムごとに趣向を凝らしていて、聞く人を飽きさせない。本アルバムにオリジナル曲は1曲も収録されていないが、古めかしさは一切感じられない。ギターの胴を叩いての即席のパーカッション、酒場を思わせる喧騒のSEなどなど、様々な工夫が随所に見られる。

亭主がHCCやEmmylou Harrisなど、アメリカの伝統音楽に強く惹かれるのは、これら音楽に「闇」を感じるからだ。電気の光が夜を照らす以前、世界にはあらゆるところに闇があった。闇は「得体の知れないもの」の象徴であり、「都合の悪いもの」を隠すある種の避難所でもあった。「闇」は、アメリカがまだ未知の大陸であった頃の記憶をその内側に残している。遠い過去、未踏の土地、あるいは過去へと記憶を辿る時、突如として立ちふさがる壁の向こう側の「闇」が気になって仕方ない。

蛇足になるが、亭主の興味をかきたてる「闇」に邪悪や恐怖の意味合いは全くない。強いて言えば深宇宙とか、ビッグバン以前とか、無意識とか、死後の世界に近いだろうか。あるいはもっと身近に、戦前の日本とか。

現在の場所や時間から連続して辿ることのできないその先を、亭主は闇にたとえている。

2015年2月22日 (日)

02/22 【聴】 summvs / Alva Noto + Ryuichi Sakamoto, Raster Noton(r-n 132)

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Alva NotoことCarsten Nicolaiと坂本龍一のコラボレーションによって生まれたエレクトロニカの作品。2011年、Raster Notonよりリリースされた6枚シリーズの一枚が本作となる。ライブアルバム2枚を除けばシリーズ5作目。坂本龍一とのコラボとしては本作が最後の作品。全10曲。

コラボ最後の作品だから、というわけではないのだろうが、これまでの作品と比べると圧倒的に「音楽」としての要素が強まっている。坂本によるピアノは"Out of Noise"などと共通する印象的なメロディを奏でている。一方Alva Notoによるエレクトロニカはこのピアノの調べをサポートするかのように控えめに響く。リアルタイムで本シリーズを追いかけている人は気付くかどうか分からないが、シリーズ全体を一気に聴くとその作品の発展のしかたが非常によくわかる。面白い。

とはいえ、彼らが最終的に望んだものが「音楽」的なエレクトロニカというわけではないだろう。両者が音楽データをやり取りするうちに見出されたものがなんであるかはわからないが、本作が2011年5月、東日本大震災の直後にリリースされたことは「情報として」非常に重要かもしれない。

2015年2月20日 (金)

02/20 LINEに学ぶ(草稿)

ネット疲れを癒す方法、をいろいろ考えている。
成功体験があればよいのだが、残念ながらまだお疲れ状態は続いている。それがネット疲れなのか、それとも仕事疲れなのか、あるいは日常生活全体の疲れなのか、はたまた先日作った眼鏡が合わないだけなのかよくわからない。

ただ漠然とこれまでの経緯をたどってみると、やはりAndroidというかiPhoneというか、スマートフォンを使い始めてから疲れがぐんと増したと実感している。

スマホを常に眺めているのが悪いのかと考えて、ではスマホから離れる方法について思いを巡らせる。たとえば昨今人気の(そして社会問題にもなっている)ソフト"LINE"の使い方は参考にならないだろうか。

(1) 情報をリアルタイムで取得するのをやめる

(2) 情報に未読があっても気にしない

(3) 仲間うちだけでコミュニケーションしない

果たしてこれでネット疲れを癒すことができるかは、まだわからない。そもそもLINEは、以前に妻との連絡用にインストールしたものの、妻が高校の同級生を名乗るアカウントからメッセージを貰い、うっかりメールアドレスを教えてしまったとかで気味が悪くなりアンインストールしてしまった。

できるだけスマホの画面を眺めないよう、気をつけていけばネット疲れは解消するだろうか。

本当だろうか。

2015年2月19日 (木)

02/19 【読】 「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか(大美賀直子、さくら舎)」

 「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか(大美賀直子、さくら舎)」

心理カウンセラー/ジャーナリストである著者が、現代の日本における母と娘の歪んだ関係、特に母親からの束縛に悩む女性たちに焦点を当てた書。2014年12月刊。

母親にとってもっとも身近な同性「娘」。同性であるがゆえに価値観も近く、また自らの姿を投影しやすい。「あなたのために」「あなたさえ居てくれれば」母親の無意識の言葉が、娘の心の発達に大きな影響をあたえると著者は指摘する。いつまでも友達感覚の母娘、成人してもなお娘の生活に干渉し続ける母親、孤独な母親を心配する余りつききりになる娘などなど、本書にはいびつな親子関係の例が多数紹介されている。そんな親子関係をどのように解消していくのか、互いが互いを「個」「一人前の人間」と認め自立していくかのヒントが記されている。内容としてはアドラー心理学の応用編、発達心理学や家族心理学といった分野のケーススタディであり、いわゆる心理学を学ぼうという人には若干物足りないが、若い女性が書店などでふと手に取って、ちょっとした時間で読み終えるには充分な内容ともいえる。

その昔は「子育て」に関する本が多く出版されたが、核家族化、少子化、女性の社会での役割の多様化などから、これからは「親をどう子供から自立させていくか」が重要な課題となる。本書はそんな課題に対する穏やかな対抗策の一つとなるだろう。(2015.02.19)

2015年2月18日 (水)

02/18 【聴】 revep / Alva Noto + Ryuichi Sakamoto, Raster Noton(r-n 072)

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Alva NotoことCarsten Nicolaiと坂本龍一のコラボレーションによって生まれたエレクトロニカの作品。2005年にRaster Notonよりリリースされた6枚シリーズの一枚が本作となる。3曲入、つまりタイトルのrevepは、"rev" + "EP"の意味らしい。では"rev"とは一体何だろうか。

M1 "siisx"は電子オルガンを思わせる音色を用いたエレクトロニカ。プチプチ、パチパチといったアナログレコードのようなノイズと切り刻まれた電子オルガンのメロディが奇妙なグルーヴを作り上げる。M2 "mur"はM1の発展形、ピアノの背後にかすかなドローンによるコードと、グリッチによるビートが加わり、坂本龍一が得意とするピアノ・アンビエントへと変化していく。そしてそして最後のM3 "ax Mr.L"はなんと"Merry Christmas, Mr. Laurence"のカヴァー。ときどきピアノがミュートするものの、そのメロディは戦場のメリークリスマスのものをトレースしている。

"rev"とは"Revision"つまり改定の意味らしい。曲が進むごとに構成が変化し、最後には有名曲のカヴァーにまで発展する、そのコンセプトに感心させられた。

2015年2月17日 (火)

02/17 【聴】 Possible Musics - Fourth World Vol.1 / John Hassel & Brian Eno, Sambinha Import(INSI-680)

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ともにアンビエントの大家であるJohn HasselとBrian Enoによるコラボ作、Fourth Worldシリーズ第1弾。以降根強い人気を誇ったオブスキュア・レーベルに続くネクスト・ステップとしてリリースされた本作では、「第4世界」の名前の通りワールド・ミュージック的なアプローチを多用している。オリジナルは1980年リリース。今回は最新リマスター盤を購入した。

Hassel, Enoのほか多くのアーティストが参加した本作。インド音楽をフィーチャーし、ゆったり、まったりとしたサウンドが全編で展開される。タブラのポリリズムはいくぶん控えめにトツトツと背後でビートを刻む。シンセ・ドローンや笛(バンスリだろうか?)のたゆたうような旋律が心地よく、また起伏もあるため退屈しない。スノビズムを標榜しがちなアンビエントにはないグルーヴ感が、本作を「聴かせる」アルバムへと仕上げている。

02/17 SNSの弊害とか

mixiを退会し、twitterアカウントを消し、掲示板への書き込みもしばらく休むことにした。
かつては「mixi疲れ」なる言葉が存在したが、今となってはネットそのものがお疲れの原因になっている。一体なにがお疲れの原因なのか、心の中にモヤモヤしたものを吐き出そうとして、言いたいことを箇条書きで並べてみたら意外と網羅できてしまったので、ここに目次よろしく書いてみた。

1. コミュニケーションの非対称性
(1) 一人の発言で埋めつくされるタイムライン
(2) 全ての発言に返信してくるってどんな嫌がらせだよ
(3) ネットの向こうの薄ら笑いを無視できるか

2. 行動と報酬
(1) リツイート、返信がないと不安になる
(2) 餌やり(いいね!)は相手のためにならないのではないか
(3) 要らぬおせっかいは断る側も断られた側も辛い

3. それでもいわずにはいられない
(1) 会社の愚痴は会社でやれ
(2) 朝からTwitterでエロトークすな
(3) ひたすら朝の挨拶をするだけのアカウントってどうよ

言いたいことはいろいろあるが、一番穏便に済ませる方法は、そっとブラウザ(アプリ)を閉じて忘れることだろう。普段ならば気にならないことが、気になり始めるのは自分の心が疲れているからだ。

SNSは人との繋がりを育てる一方、人を束縛する。
繋がりを大切にするあまり、無理をしていないか。依存症になってはいないか。
吐き出してもなおモヤモヤしている今日この頃である。


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02/17 【聴】 utp_ / Alva Noto + Ryuichi Sakamoto, Raster Noton(r-n 096-3)

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Alva NotoことCarsten Nicolaiと坂本龍一のコラボレーションによって生まれたエレクトロニカの作品。2008年9月、Raster Notonよりリリースされた6枚シリーズの一枚が本作となる。ライブアルバム2枚を除けばシリーズ4作目。全10曲。坂本、Alva Notoのほか、Aaron Baird(Bass), Rainer Romer, Rumi Ogawa(Perc.), Johannes Schwarz(Bassoon), Eva Bocker, Michael M. Kasper(Cello) , John Corbett, Nina Jansen(Clarinet), Detmar Wiesner(Flute), Patrick Judt, Yuval Gotlibovich(Viola)らが参加している。

Alva Notoのドローンと坂本らのアコースティック楽器がコラボレーションした作品。激しく弦を鳴らしてみたり、またメロウなピアノ・フレーズを重ねてみたりと楽器ならではの試みが随所に見られる。積極的にメロディを奏でるのではなく、むしろドローンの持続音にぽつぽつと音を置いていくイメージ。しかし散漫な感じは一切無く、個々の音が余韻をもって(ドローンとは別の)起伏を描いているようにも感じられる。奏でられる音の美しさ、叙情性は日本の伝統音楽(童謡や民謡、雅楽)と共通するものがあるか。穏やかな動と静がとが重なり合う良作。

2015年2月15日 (日)

02/16 近況報告

メンテナンスが必要な60のページのうち、リンクの見直しが必要な40ページ分を完了した。

ついでに、新しくリンクを張る必要のある20ページのうち、1ページ目に手を付けた。

なにぶん購入したCDの枚数が多いため、空いた時間に粛々と新しくリンクを張る、地道な作業になると予想される。とりあえずあと19ページ。これが終わればまた一つ懸案が減ると思いたい。

ページ更新でなにか良いことがあるのかといえば、ほとんどない。10数年前にリリースしたアルバムはほとんどがディスコンで、ときおり業者が中古として出品している程度である。全ては「リンクが貼られていないとなんとなく気持ち悪い」からに過ぎない。

すでに充分に共有されているとは思うが、この周辺の議論は「音楽CDの利用についてのQ&A(一般社団法人日本レコード協会)」に詳しい。要するに、CDジャケットなどの著作物の利用に関しては、私的利用を除きほとんど全ての行為が禁止されている。かつて私家版のCDデータベースを公開しようとして、まずつまずいたのがこの部分だった。結果的にアフィリエイトを導入することでこれを解決した。

そういえば、このサイトのプロトタイプを公開しようと考えた際、CDジャケットの画像データを個人でスキャンし、ページに掲載しているサイトに事情を訊きに行ったのだが、「クレームを付けられている」と勘違いされたようで「うちは何があっても画像は削除しません!」と断固拒否のメールを貰ったことを思いだした。

15年くらい前の話。まだあのサイトはあるだろうか。

2015年2月14日 (土)

02/15 近況報告

引き続き、夜10:00からのプライベート・タイムに粛々とサイトを見直している。

昨日「60ページ」と報告した見直し対象のページは、39ページにまで減った。

アフィリエイトを含む新たなリンクの追加が必要な20ページは、まだ手がついていない。

正直その分量にうんざりしている。

自慢するようなことではないが、睡眠時間を削っているので朝起きるのが非常につらい。日課であるわんこたちとの散歩は5:30頃から、30分ほど散歩をしたあとは家事やらなにやらで休む暇もない。もちろん二度寝などという贅沢なこともできない。経験上、亭主は6時間以上寝ないとほぼ一日不調なのだけれど、ここ3年ほどは睡眠時間が4〜5時間程度で、結果的にいつも調子が悪い。

たかが睡眠不足であるし、それも自分自身のプライベート・タイムを削っているのだから誰に不満を言うものでもない。

ただ、睡眠不足で起床すると、脳内物質の分泌がおかしくなるのか、死にたくなるくらいに落ち込む。わんこたちの前では笑顔で居るが、散歩しているときの顔ときたら、それはもう暗い、らしい。夜明け前でつくづくよかった。



睡眠不足で不調、な以外は意外と頑健なようで、ここ何年かは健康上の理由で会社を休んでいない。インフルエンザはもちろん、風邪もあまり引かない。引いても鼻かぜ程度で治ってしまう。

健康の秘訣は、と問われたときには、毎朝「明治乳業のR−1ヨーグルト」を食べています、と答えるようにしている。

もともとはインフルエンザ予防になる、などというふれこみから妻が食べ始めたものなのだが、一緒に亭主も食べている。もう3年くらい、一日1個を食べている。インフルエンザが流行り始めるとあわてて買い込む人、噂を聞きつけて1〜2回分食べて終わりになる人とは、継続のレベルが違う。

R−1ヨーグルトを食べていると、インフルエンザにならない、風邪を引かないといいたいところだが、同じR−1ヨーグルトを毎日食べている妻はちょくちょく風邪を引くし、体調を崩して朝起きてこないこともある。R−1ヨーグルトには花粉症軽減の効果もあるらしいが、妻を見ていても効果があるのかないのか、さっぱりわからない。

それでも続けていれば何か良いことがあるのだろうと、期待しないで食べ続けている。

02/14 近況報告

日付が変わったというのに、まだCDのページをメンテナンスしている。

全ページのうち2/3ほどを見直して、まだ1/3、60ページほど残っている。

うち40ページはリンクの見直し、20ページはアフィリエイトを含むリンクを新たに貼る必要がある。

20ページ分とは2002年8月から2002年3月まで、本格的にサイトを作りこむ前の、日記のコンテンツから抜粋したCDの分である。正確に数えたわけではないが、少なくともCD200枚分くらいはリンクを貼る必要があるだろう。アフィリエイト収入を狙ったものではない。単に「全てにリンクが貼られていないとなんとなく気持ち悪い」からだ。

本当は、CDのジャケ写は自前でスキャンしたものを使えば良いのだろうが、これをおこなうと著作権侵害となる。今回のTPP交渉で、これまでは著作権侵害は親告罪(権利者が告訴することで刑事責任を問える)だったものが、非親告罪(著作権侵害をした時点で権利者の指摘なくして罪となる)になるのだという。

TPP交渉 著作権侵害は「非親告罪」で調整(NHKニュース)

ホームページの管理者によってはいろいろと不便だったり、異論もあるだろうが、亭主としては大人しくAmazonのアフェリエイトから、ジャケ写を引っ張ってきて対応しようと思っている。遵法意識というよりもむしろ面倒ごとに巻き込まれたくないという気持ちが強いからだ。

今日一日で9ページを見直した。過去にさかのぼるにつれて、ページ作成時に画像がなく、リンクが貼ってないものが多くなってくる。htmlをエディタで直す作業は、単純に「面倒くさい」。

40ページ分を終えるにはあと数日かかるだろうか。単なる自己満足、無駄な努力といえばそれまでだが、とりあえずがんばりたい。

2015年2月12日 (木)

02/12 【聴】 The Shutov Assembly / Brian Eno, All Saints|Beat(BRAS-032)

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Brian Enoの1992年作品"The Shutov Assembly"に、1985〜1990年に制作されたというアルバム未収録の作品7曲を加えた再発盤。亭主はすでにこのアルバムを持っているが、All Saints Recordsからの4枚同時リイシューであること、リマスタリング盤であること、アルバム未収録の7曲がボーナス・ディスクとして添付されていること、などなどの理由から迷うことなく購入している。"The Shutov〜"は全10曲。

ロシアの芸術家セルゲイ・シュトフの名前を冠したタイトル。もともとは彼の作品の展覧会などで使用するBGMとして制作されたものなのだという。まるで映画音楽を思わせる壮大な世界観を持つ曲ばかり、同時に発売された他の3枚のアルバムと明らかに傾向を異にする。これまでの作品が、アンビエント、ジャズ、ロック/ポップスだとするならば、本作はサウンドトラックといったところか。見事に散らばったジャンル、しかしそのどれもがEnoらしさを備えている。

未発表となる7曲も映画音楽的、聴くほどに物語を想像させる。荘厳な曲あり、スタイリッシュなピアノ曲ありとこちらも飽きさせない。

2015年2月11日 (水)

02/11 近況報告

このところページの更新が止まっているように見えるかもしれないが、実は過去に作成したページを粛々とメンテナンスしている。特にCDのページの画像があちこちでリンク切れを起こしていて、これを正しいリンクに修正する作業にかかりきりである。どうやらamazonの画像データの保存形式が変わったらしい。

見苦しいものを全体的に修正し、その後細かい部分を修正している。進捗は50%といったところか。

そのほか、CDのページに記載されていない、2000年8月以前のデータについても、過去に作成した私家版のページからサルベージ中である。こちらはまだまだかかりそうで、気長にお待ちいただければ幸い。

一つ一つのページをDreamweaver(HTMLエディタ)で開くと、データが大きいらしく時間がかかる上に正常に表示されない場合が多い。単純な修正ならば「秀丸」のエディタで、また修正すべき項目が複数のファイルに及ぶ場合には「秀丸」のマクロ機能で一括して修正・整形している。簡単なマクロのプログラムならば自作できる。このところプログラムをほとんどいじっていなかった亭主、良い頭の運動になった。

2015年2月 8日 (日)

02/08 【聴】 F/A Remix - Shinji Hosoe Works vol.4a / Shinji Hosoe, SweepRecord(SRIN-1123)

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Namcoが1992年に発表したリアルタイプ縦スクロールシューティングゲーム、"F/A"のオリジナルサウンドトラックを、同じく作者である細江慎治、相原隆行らがリミックスした作品。"F/A"は細江氏のお仕事シリーズ第4弾、こちらは第4a弾とのこと。Amazonでのリリースに先駆けて、SweepRecordの直販サイトから先行発売されたもので、購入者にはAtsushi Oharaによるノンストップ・レイヴ・リミックスがプレゼントされる。

ゲーム音楽にデステクノ/ハードコアテクノをいち早く取り入れた作品として、ゲーム内容よりもむしろ音楽に人気が集まった"F/A"。従来のFM音源を駆使したサウンドではなく、全編サンプリングによって作られた本作は、その後のリッジ・レーサーシリーズのBGMへと受けつがれるエッジの立ったサウンドであった。シンセ・リードやシンセ・ブラスを厚く重ね、かつサンプリングヴォイスで飾り立てた扇情的な音楽は、当時ジュリアナ東京などで使われていたレイヴ・ミュージック(というよりもジュリアナのお立ち台でジュリ扇・ワンレン・ボディコンたち)の印象とあいまって「頭が悪いテクノ」というあまり有難くない評判を戴いていた。シンセ・リードやブラスを重ねた「オーケストラ・ヒット」やサンプリングヴォイスは多用すると音楽的に下品になることは良く知られていたが、"F/A"に代表されるレイヴ・ミュージックはそれを逆手に、人間の本能を呼び覚ますサウンドへと仕上げていたように思う。

本作は、"F/A"のレイヴ・ミュージック的な要素をさらに押し広げ、より豪奢なサウンドへと進化させている。原曲よりも音質向上、シンセ・リードやブラスの重なりに色気が感じられるのはもちろんのこと、アレンジにも磨きがかかっている。イントロから引きに引っ張り、主題へと移り変わる前に盛り上げるだけ盛り上げるあたりがあざとい。しかしこのあざとさがむしろ"F/A"のサウンドらしさにも繋がっている。ゲームミュージック/アレンジとしては正統進化。最新型のレイヴ・ミュージックとして楽しめる。一方、ボーナスディスクであるノンストップ・レイヴ・リミックスの怒涛の攻め、音の洪水もまたスゴイ。いわゆる「リミックスのリミックス」ではなくメガミックスなのだが、フロアの雰囲気がよく出ている。これもまた最新型のレイヴ・ミュージックだ。

02/08 【読】 「紅の凶星ーグイン・サーガ135ー(五代ゆう、ハヤカワ文庫)」

「紅の凶星ーグイン・サーガ135ー(五代ゆう、ハヤカワ文庫)」

グイン・サーガ続編プロジェクト最新刊。作者の栗本薫氏逝去のあと、宵野ゆめ氏と五代ゆう氏の二人が正編を担当、交互に続編を発表している。本作は続編としては第5作目、五代氏によるパロ、ヤガ編となる。

「七人の魔道師」(外伝1巻)事件によって大きくその様相を変えた中原。キタイの竜王・ヤンダル・ゾッグの魔手は、中原の国々をいよいよ飲み込もうとしていた。豹頭の超戦士・グインが治めるケイロニアでは幽閉されていたケイロニア妃シルヴィアが失踪。女王リンダの治めるパロは、さきの内乱で国土が荒廃し復興の途上。そんななか、盗賊上がりの美丈夫・イシュトヴァーンがパロに侵略、ついには女王リンダを手中に収めてしまう。イシュトヴァーンの背後にはヤンダル・ゾック手下の怪しい魔道師、そして謎の人物。イシュトヴァーンの暴走を止めるべく、ゴーラよりパロへと駆けつけたゴーラ宰相カメロンは、イシュトヴァーンと配下の竜人によって蹂躙されたパロの惨状に絶句する。一方、ミロク教の教都・ヤガにもヤンダル・ゾッグの手は及んでいた。教団幹部らによって幽閉されたフロリーとヨナを救うべく、怪物に身をやつして教団内部へと侵入したゴーラ騎士・ブランは、かつて穏やかな宗教団体であったミロク教の変貌した姿を目の当たりにする。さらにさらに、フロリーの息子のスーティは、ミロク教の魔手から逃れてアルゴスの黒太子とともに逃避行、パロの内乱から辛くも脱出したパロ宰相ヴァレリウスとパロ聖騎士リギアはケイロニア領土へ―――とあらゆる場所で様々な人物が動きまわる。 状況はいよいよ怪しくなり、ヤンダル・ゾッグの勢力はますますイキオイを付ける。この状況をどうやって打開したものか、亭主には皆目検討がつかない。

折りしも巻末のあとがきには、作者自身の爆弾発言があり、物語も、また現実世界も上を下へのてんやわんやである。構想はすでにあるようだからあとはじっくりと書き続けるだけだろうが・・・本当に、身体だけは大切にしてください。

2015年2月 7日 (土)

02/07 【聴】 Nerve Net / Brian Eno, All Saints|Beat(BRAS-031)

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Brian Eno 1992年の作品。アンビエントに傾倒していた氏が、久々にロック/ポップス方向へと回帰した話題作、とのこと。11曲にボーナス・トラック1曲を含めた全12曲。なお今回はAll Saints Recordsより再発された4枚のアルバムのうち1枚を購入した。再発盤には、1991年9月にリリースしたロング・ウェイ・アップの続編としてリリースが予定されていたものの、最終段階で見送りとなった伝説の作品"My Squelchy Life"をDisc 2として収録する。

90年代初頭にあって、Nerve Netというサイバーかつキャッチーなタイトルが印象的な本作。ロック/ポップス方向への回帰というとおり、聞きやすく、また素直に楽しめる作品に仕上がっている。歯切れのよいリズム、印象的で陽性のメロディ、そしてEno自身によるヴォーカルなどなど盛りだくさんな内容。"My Squelchy Life"もまた同様の傾向だが、若干ロック度合いが強いか。当時Enoを好んで聴いていた人はかなり意外に思ったかもしれないが、その後の彼のアルバム・リリース、とくに2000年以降のエレ・ポップ回帰を考えると本作はそれらに先駆けて作られた習作的なアルバムといってもよいのかもしれない。

2015年2月 6日 (金)

02/06 クレジットカードの件

思うところあり、会社に入った際に作ったカード(JCB)を解約した。サービスコールに電話をかけ解約の旨を伝えると、カード番号と本人確認ののち、あっさり手続きが完了した。

あっけない、とも思ったが、カードを紛失したり盗難に遭ったりした場合には即座にカードを無効化できるのだから、解約手続きもまた即座に行われるのだろう。

20年来付き合ってきたカードを解約する、というのはそれなりに寂しいものだが、しかたない。なにしろ会費ばかりとられる上に、メリットらしいメリットが一切なく、ここ2年ほどは全く使っていなかったのだ。

入社当時はクレジットカードといえばこれだけだったから、これをメインに使っていた。社員証機能が付いた際には、毎日このカードを職場の警備員に見せていた。その後社員証機能がなくなり単なる提携カードとなったのだが、通常カードから特別なカード(※)に変更できるとのことで期待に胸膨らませながらアップグレードした。

※どうやらゴールドカードではなく、カード会社特有のものらしい。

ところが、特別なカードになっても、そのメリットが全くない。

空港のJCBラウンジが利用できるというので期待したものの、ラウンジが入国審査の前にあってはゆっくり落ち着いて茶も飲めない。海外で使おうにも、JCBカードでは使い所が限られる。海外や国内で使える傷害保険・ショッピングガードは、他のカードにも当然ある機能である。

保有するカード枚数を減らして与信枠を増やそうとか、新たなカードを作ろうなどという目論見は、いまのところない。単にカードを複数持つリスク、使っていないカードを持ち続けるリスクを抑えようとしただけだ。

そんなわけで、現在保有しているカードは以下の4種。

1. 車を購入した際に営業さんに頼み込まれ作った交通系カード(Master)
2. スポーツクラブに入会した際に会員割引の条件として作った信販系カード(Visa)
3. 会社の出張などに使うコーポレートカード(Master)
4. スポーツ店で割引が効くとして作った流通系カード(JCB)

JCBカードが使いたい時には4.のカードを使えば良い。しかもこのカードは年会費が無料、スポーツ用品も割引になる。

亭主自身はカードを日頃の買い物に使っている程度であり、必ずしもカードの機能を充分に引き出せているわけではない。もう少し活用できていればと思うこともあるが、使い所が今ひとつ見つからずにいる。

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2015年2月 4日 (水)

02/04 【読】 積読の本(2015年2月)

本当にここ1年気合を入れまくって本を読んでいるのだが、ちーとも積読の本が減っていかない。
「○」は妻が読んだ本を亭主に回しているもので、いわゆる「妻文庫」と呼んでいるもの。とにかくひたすらに読んで、読んで読みまくって、レビューに上げていかないと、妻の本がどんどんと積みあがっていくのだ。

幸いにして、小説以外の本が着実に減っている。12月には12冊だったものが7冊と、半減まではいかなかったが徐々に先が見えてきた。今日の出張もだが、移動日に小説ならば2冊、小説以外ならば1冊は確実に読み終えることができる。

レビュー未済、未読、未聴のアイテムがあると精神的によろしくない、と考えるのは良くないと分かっている。分かっているのだがこればっかりは性分らしくどうにもならない。

ちなみにこれ以外に学術書、語学書の類も結構積みあがっている。こちらはレビューはないものの積読があるがために後回しになっている。早く積読をなくして、学術書にも目を通したい。

【小説】
○錨を上げよ(百田尚樹)
○とっぴんぱらりの風太郎(万城目学)
○ぼんくら(上)(宮部みゆき)new!
○ぼんくら(下)(宮部みゆき)new!
・ぼくらは都市を愛していた(神林長平)new!
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02/04 【読】 「イスラーム国の衝撃(池内 恵、文春新書)」

「イスラーム国の衝撃(池内 恵、文春新書)」

2015年1月20日にインターネットの動画サイトに投稿されたショッキングな映像。ナイフを持った覆面男が、荒野にひざまづく二人の日本人男性と2億ドルの身代金との交換を迫った事件は、日本のみならず世界に大きな衝撃を与えた。事件の首謀者は、イスラーム過激派組織の「イスラーム国(国という表記が不適切なため現在はISIS,ISILなどという名前で呼ばれることが多い)」。テロ集団としてイラクとシリアで活動する彼らの成立の経緯とその活動原理、そして組織の目的などを解説したのが本書となる。著者の池内氏はアラブ・イスラム世界研究者として、多数のフィールドワークの実績を持つ。本書は上記事件とほぼ同時期に出版され、イスラーム国を読み解くテキストとして大きな反響を呼んだ。

2001年のNY同時多発テロにて一躍有名となったアラブの過激派組織アル・カーイダ。アメリカによるテロ掃討作戦により追い詰められた彼らは、アフガニスタンとパキスタンの国境で、フランチャイズ化を成し遂げていた。武装行動ではなく、イデオロギーの宣伝や地方組織への精神的な支援といった行動へと移行した彼らは、アル・カーイダ支持を標榜する世界の集団・組織に、アル・カーイダの名前を冠することを許可する(つまりお墨付きを与える)ことで、世界中にテロ組織・イスラーム過激派組織のネットワークを形成することに成功した。ビン・ラーディン、ザワーヒリーといった幹部と一切の関係を持たず、予期せぬ場所や時間に局地的・突発的に行動を起こす新たなテロ組織の形成は、アメリカやイギリスを筆頭とする国々に衝撃を与えた。イスラーム国もまたそういったテロ組織の一つという来歴を持つものの、オーソドックスなイスラム原理主義、TwitterやYoutubeなどでのメディア活動、あるいは「国」を宣言し地域から税金を取るというシステムは、他のテロ組織とは一線を画するものであった。

本書ではこのような特異な組織の成立と思想を、第1次世界大戦終戦の1919年から現在に至る大きな世界の流れと関連付けて説明するとともに、今後のイスラーム世界のありかた、あるいはイスラーム国の今後の動きについて概観する。残念な結果に終わってしまった人質事件の背景にあったものをより深く読み解く、あるいは世界規模で起こるであろうジハード(聖戦)・テロルとどう向き合っていくかを知るためのテキストとして興味深い一冊。

02/04 【読】 「歎異抄をひらく(高森顕徹、1万年堂出版)」

「歎異抄をひらく(高森顕徹、1万年堂出版)」

浄土宗の法然の弟子で浄土真宗を興した親鸞聖人の教えを、聖人の高弟・唯円が解説した書が「歎異抄」。親鸞入寂後、浄土真宗の教えを誤って広めている弟子たちに、親鸞の本当の意図を伝える目的で書かれたのだという。本来は秘本として扱われ、巷間に出回ることはなかったようだが、現在は鴨長明の「方丈記」、兼好法師の「徒然草」とともに3大古典として広く読まれている。本書は、とかく誤解されがちな歎異抄のおしえを、「教行信証」など周辺書物をサブテキストとして一般の人にもわかりやすく解説する。2008年初版。2011年には第33刷を数えるベストセラー。

本書は大きく分けて3部からなる。「歎異抄」を原文・訳文あわせて記し、その内容を解説した第1部、第1章から第10章までは抄訳、第11章から第18章までは要約のみとなる。第2部は、歎異抄のなかから特に誤解されやすい、また読み解くことが難しい部分に絞って詳細を述べた解説。そして第3部は、歎異抄を原文でのみ記している。原文は書家の木村泰山氏が美しくまた読みやすい書にしたためている。各部の幕間にはアマナイメージズ提供の美しい桜のカラー写真が挿入され、読んで、また見て楽しい作品となっている。

親鸞聖人の死後まもなくより大きな論争の種となった「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」の真意、「他力本願」の本当の意味などなど、とかく誤解が多いことで知られた「歎異抄」。「悪人でも極楽にいける」「念仏を唱えさえすれば極楽にいける」などといった誤解は、近年の東京大学教授が執筆したという教科書にも記載されてしまうなど大きな話題となっている。本書ではそれら誤解を解くために言葉を尽くして説明する。当時の時代背景や、浄土真宗成立の経緯、あるいは昨今の日本の状況など、高森氏の言葉は常に具体的で、また慈愛に満ちている。その分かりやすさは多くの人からの共感を呼んでいる。亭主自身もまたその美しい装丁や口絵とともに、唯円をして親鸞聖人がかたる「弥陀の本願」の何たるがよく理解できた。

2015年2月 3日 (火)

02/03 断捨離とオタクは両立するか?

「フィギュア、マンガ、CD、DVD...にあふれた部屋を片付けたい! オタクでも断捨離は可能なのか?【準備編】」(ダ・ヴィンチNEWS)」

「自分がオタクである」ということをいたずらに認めたくない、という気持ちは誰にでもあると思いたい。

ただ、記事の中で、自称オタクといわれる人間が、自身で所有しているアイテムの数を

「CD:約1500枚、DVD:約100枚、書籍:約1200冊、マンガ:不明(なほど多い)」

などと紹介しているのを見ると、この人は本当にオタクなのかと、突っ込みを入れたくなる。この程度でオタクならば、自分は何なんだ。いや、世の中にはモノスゴイ人がいくらでも居る。大学時代の同期にも、10代にあって部屋の中にコミックが数千冊ある人間、PCエンジンとゲームボーイのソフトをコンプリートしている人間、Swatchを大量に所有している人間などが周囲に当たり前のように居たことを考えると、昨今のオタクというのは随分ヌルいというか、意識が低いと真面目に思ってしまうのだ。もしかしたらすでに断捨離しているんじゃないか、もう断捨離完了で良いのではないかと思うのだが、いったいどうなのだろう。

亭主が良く見るサイトに「いけさんフロムエル」というコミックレビューのサイトがある。ワンピースなど週刊連載のコミックをざっくりとしたストーリーとともに紹介するサイトで、一度読んだ号を解説付きで確認できることから毎週楽しみに見ているのだが、このサイトの管理人の「いけさん」は、2008年の段階で所有するコミックが1万冊を超え、なんと自宅にコミック専門の部屋まで作ってしまったという。

「1万冊を越えたあたりで部屋の中がカオス化し始めて来たので本棚ならぬ「図書ルーム」(夢の様です!!)(マンガナビ)」

リンク先にコミック専門の部屋の写真があるが、本当にモノにこだわりを持っている(=オタク)人間の部屋は、カオスを通り越してむしろ洗練の域にある。断捨離が、自身の所有物を限りなくゼロに、自身の生活を限りなくシンプルにしていく試みだとするならば、オタクのそれは、こだわりを限りなく洗練させていくことで、自身のこだわりを純化させ、自身の生活と一体化させていく試みなのではなかろうか。双方目指すところは究極の秩序。だが一方は荷物の質量がゼロに、もう一方は質量が限りなく増大していく。



最近自分の部屋の中をぐるりと見渡すと、その雑然さにがっくりくることがある。

とにかくモノが多すぎるのだ。CDや本の数もだが、それ以外の雑多なものが部屋の中に散乱していて、まったくもって統一感がない。

よく考えたら結婚以来、日々に忙殺されて部屋の整理というものをほとんどしてこなかった。震災で部屋がぐちゃぐちゃになっても、単に置き場所を元に戻しただけ、部屋の中のモノは全く減っていない。

断捨離という言葉は好きではないが、自分の本当にこだわる部分以外はざっくりと切り捨てる、という戦略はあっても良いのかもしれない。それが断捨離とオタクの唯一の共存ポイント―――というか落とし処なのではないかと漠然と考えている。

2015年2月 2日 (月)

02/02 【聴】 The Drop / Brian Eno, All Saints|Beat(BRAS-024)

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音楽家Brian Enoが1997年にリリースしたジャズ・テイストのアンビエントアルバム。全17曲。なお今回はAll Saints Recordsから一挙再発された4枚のアルバムの1枚を購入した。再発盤には2006年にラフォーレ・ミュージアム原宿で開催されたEnoの音楽映像インスタレーション展"77 Million : An Audio Visual Installation by Brian Eno"で限定1000枚発売されたCDが添付されている。

小暮秀夫氏による解説によれば、本作には当初"Outsider Jazz"というタイトルが付けられる予定だったのだという。アンビエント、ドローン、あるいはシンセ・ポップのジャンルにて実験的な作品を多く発表するEnoにとっては本作もまた一種の実験の一つと言って良い。その作風は、アンビエントや電子音響、現代音楽からジャズへと接近した、という感じだろうか。本来アンビエントも電子音楽も、また現代音楽もフリーフォーマットというか、形式がないのが形式。これをジャズというある種の「形式」に押し込めることで、外殻はジャズ、中身はどこか現代音楽という一風変わった作品に仕上がっている。現代音楽がジャズという枠組みのなかで、窮屈に肩をすくめる。いっそのことジャズに成りきれば楽なのに、あえてジャズの方向をみないように、みないように意識しているようでどこか可笑しい。

本アルバムを聴いたとき、亭主はまっさきにAs OneことKirk Degiorgioの1997年作品、"Planetary Folklore"を思い出した。As OneのそれはUKテクノからジャズへと果敢にアクセスした作品で、亭主自身かなりこのアルバムを聞き込んだ。既存の音楽ジャンルをジャズという枠組みに押し込めるとき、音楽のある部分がジャズとステップを合わせる一方で、別の部分がジャズとのシンクロを拒絶し、自己主張を始める(すべてがシンクロしてしまったら、それはもうジャズそのものだ)。"Planetary〜"のそれは、ジャズの持つフリースタイルな部分や暑苦しさを拒絶し、徹底してクールに振舞おうとする。

これに対して"The Drop"は、リズムやメロディがジャズという枠組みに押し込められている一方で、常に、別の部分が枠組みからはみ出す。まるで容器と、蓋のサイズが微妙に違うかのように、常にどこかがかみ合わない。この不自然さ、不安定さが、そこはかとないポップス成分によってうまく「誤魔化される」ことによってギリギリでジャズというフォーマットに捕らえられているように見える。

2015年2月 1日 (日)

02/01 【食】 回転寿司への価値観が変わった話

ここ半年ほど、近所の「はま寿司」に妻と通っている。

一ヶ月に1〜2度ほど、休みの日の昼食をはま寿司で食べている。

車でおおよそ10分、11時ごろに行き、さっと食べて帰ってくる。大体二人で10皿くらい、2000円もあればおつりが来る値段だ。ファミレスやカフェなどで食事をするよりもずっと安い。

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頻繁に回転寿司に行っていると、寿司に対する価値観が変わってきたのが自分でもよくわかる。独身時代を含め回転寿司には、1年に1〜2回、それもなにかイベントがあるときにしか行かなかった。店で寿司を食べること、それ自体が特別なことであったから、行けばもう満腹になるまで食べた。卵、光物、赤身に白身、アナゴや貝類など、食べたいものをひたすら食べていた。なにしろ久しぶりの回転寿司、しかも次にいつ来るかも分からない。1回の食事で15〜20皿はザラだった。

ちなみに亭主の定番ネタベスト3は、「エンガワ」「トリ貝」「タイ」。白身や貝類が好みだったりする。

ところが、頻繁に回転寿司に行くようになると「いつ次に来るかも分からない」という気持ちが薄れてくる。気が向けば来週、再来週あたりに来ると思えば、必死に寿司を食べる気も起きなくなる。

今日の昼は「銀鮭」「ワサビエンガワ」「生アジ」「うなぎ炙り(一貫)」の4皿と「北海道白味噌ラーメン」を食べた。妻も4皿と「わかめの味噌汁」を食べた。二人合わせて1436円。新聞の折込チラシに入っていたチケットで割り引いて、1274円。

少し遅めの朝食だったということもあるが一人当たり637円で上がってしまった。

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回転寿司のもう一つのメリット、それはカロリーをコントロールしやすい点にある。

カロリーを抑えたければ皿を多く取らなければ良い。炭水化物を控えたいならば寿司ではなく、サイドメニューから刺身単品やサラダを頼めばよい。

メニューも季節で頻繁に変わるため、何度行っても飽きることもない。

これまでスペシャルだった寿司を普段の生活に取り入れることで、寿司に新しい価値が見えてきた。はま寿司、結構オススメ。



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