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2015年2月19日 (木)

02/19 【読】 「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか(大美賀直子、さくら舎)」

 「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか(大美賀直子、さくら舎)」

心理カウンセラー/ジャーナリストである著者が、現代の日本における母と娘の歪んだ関係、特に母親からの束縛に悩む女性たちに焦点を当てた書。2014年12月刊。

母親にとってもっとも身近な同性「娘」。同性であるがゆえに価値観も近く、また自らの姿を投影しやすい。「あなたのために」「あなたさえ居てくれれば」母親の無意識の言葉が、娘の心の発達に大きな影響をあたえると著者は指摘する。いつまでも友達感覚の母娘、成人してもなお娘の生活に干渉し続ける母親、孤独な母親を心配する余りつききりになる娘などなど、本書にはいびつな親子関係の例が多数紹介されている。そんな親子関係をどのように解消していくのか、互いが互いを「個」「一人前の人間」と認め自立していくかのヒントが記されている。内容としてはアドラー心理学の応用編、発達心理学や家族心理学といった分野のケーススタディであり、いわゆる心理学を学ぼうという人には若干物足りないが、若い女性が書店などでふと手に取って、ちょっとした時間で読み終えるには充分な内容ともいえる。

その昔は「子育て」に関する本が多く出版されたが、核家族化、少子化、女性の社会での役割の多様化などから、これからは「親をどう子供から自立させていくか」が重要な課題となる。本書はそんな課題に対する穏やかな対抗策の一つとなるだろう。(2015.02.19)

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