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2015年1月21日 (水)

01/21 江川三郎氏、逝去

オーディオ評論家の江川三郎氏が、18日に亡くなった。享年82歳。
オーディオアクセサリー誌、ステレオ誌などで健筆を振るわれ、連載「江川三郎実験室」では斬新なアイデアで様々な音質向上策に取り組まれた。オーディオ黎明期に「ケーブルで音質が変わる」ことを指摘、当時はずいぶん批判を集めたが、現在では常識となっている。オリジナル音質向上グッズの開発にも熱心で、「浮雲」など製品化もされていた。

謹んでお悔やみを申し上げます。

実は亭主、このエントリを書くかどうかですこし迷っていた。亭主自身は江川氏と面識がないばかりか、江川氏の音質向上策を積極的に取り入れても、あるいは氏の開発したグッズを購入してもいないからだ。雑誌などで氏の連載を読む程度、そんな人間がいまさらお悔やみなどおこがましいと思ったからだ。

亭主の認識では、江川氏はどちらかといえば普及価格帯の製品、特にシステム全体よりも部品や機器単体に注目して活動していた。機器の批評よりもむしろ、自身が手を動かし、試行錯誤する「オーディオ研究家」であったように思う。その意味では、同じ普及価格帯を中心に、自作スピーカを開発していた長岡鉄男氏と近しいものがあるようにもみえるが、長岡氏がソフト評論、機器評論などシステム全体から機器まで幅広く活動していたのにくらべると、江川氏はどちらかといえば機器寄り、特に様々な実験を通じて音質向上の方策を模索していて、その方向性は微妙に異なっていた。

ちなみに、高級機で部品やこだわっているのは寺島靖国氏、高級機でシステム全体にこだわるのは菅野沖彦氏・・・とこじつけてみたが、だからなんだという話でもない。単なる頭の体操。

江川氏の「オーディオ研究家」としての活動、様々な面白い試みが見られなくなるのはとても残念である。奇抜であっても、オカルトの領域とは一線を画した、その姿勢に敬意を表したい。

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