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2015年1月 7日 (水)

01/07 【読】 「イノベーションへの解〜利益ある成長に向けて(クレイトン・クリステンセン/マイケル・レイナー、翔泳社)」

「イノベーションへの解〜利益ある成長に向けて(クレイトン・クリステンセン/マイケル・レイナー、翔泳社)」

 ハーバード・ビジネス・スクールの博士課程をわずか2年で卒業。最優秀学位論文賞、ウィリアム・アバナシー賞、ニューコメン特別賞、マッキンゼー賞など 数々の賞を受賞する著者の研究成果で、大ベストセラーとなった「イノベーションのジレンマ」の第2弾が本書。著者であるクリステンセン氏は現在はハーバー ド・ビジネス・スクールの看板教授として、マイケル・ポーター教授とともに最前線で活躍している。2003年初版。2013年までで第17版を重ねる。

 前著「イノベーションのジレンマ」で、著者らは起業におけるイノベーションを「持続的イノベーション」と「破壊的イノベー ション」の2種類に分類した。前者・持続的イノベーションは、従来市場に、従来製品の後継機を持続的に供給するための改良。一方後者・破壊的イノベーショ ンは、全く新しい市場に、従来製品とは全く異なる切り口・視点の製品を投入するものである。持続的イノベーションに頼る従来の企業は、やがて市場の飽和に よって成長が鈍化し、破壊的イノベーションによって急速に立ち上がってきた新興の企業にあっというまに顧客を奪われ、市場からの撤退を余儀なくされる。本 書では、企業の経営者・技術マネージャ向けに破壊的イノベーションを起こすためのマネジメント的心構えを多数のイノベーション例とともに紹介している。

 なお、本書のまとめによれば、前作「イノベーションのジレンマ」がイノベーションの理論構築を目的としたのに対し、本書「イ ノベーションへの解」はこの理論をどのように用いるかを解説したものなのだという。重量級の開発体制を構築し、従来のプロセスに則り持続的イノベーション を継続する大企業も、破壊的イノベーションの前ではなすすべもない。大企業がいかにして破壊的イノベーションを起こすか、またいわゆるベンチャーが破壊的 イノベーションを起こすために必要な資金をどのように調達するかなど、様々な企業の経営者に有用な内容となっている。著者らは、1度だけ破壊的イノベー ションを起こした企業は意外と多い(IBM、マイクロソフト、Intel、ジョンソンエンドジョンソン、プロクターアンドギャンブルなど)ものの、破壊的 イノベーションを連続的に起こし続けた企業はいまだかつて一社もないと説明する。本書によって破壊的イノベーションを起こすための材料はそろった、さて次 はあなたがた経営者の番ですよと語って締めくくられている。

(ビジネス書としては)極めて平易な文体で書かれており、紹介されている事例も実に豊富。技術マネージャのはしくれである亭主も少し業務に取り入れてみようかと、つい思ってしまうほどの示唆に富んだ内容だった。

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