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2014年12月 3日 (水)

12/03 【読】 「ユンカース・カム・ヒア II (木根尚登、ソニーマガジンズ)」

「ユンカース・カム・ヒア II (木根尚登、ソニーマガジンズ)」

元TMネットワークの木根尚登による書き下ろし小説三作目。しゃべるミニチュア・シュナウザー犬・ユンカースと、その飼い主・瞳との心のふれあい・大冒険を描いて話題となった「ユンカース・カム・ヒア」の続編が本作となる。なお、ユンカースは、小室哲哉の愛犬で実在のミニチュア・シュナウザーなのだという。 「しゃべる犬」のコンセプトはフジテレビのドラマ「マルモのおきて」が有名だが、本作はさらにさかのぼって1990年に発表している。

前作からおおよそ2年後の物語。高校生だった瞳は、憧れの先輩・安西がいる北海道大学への入学を果たしていた。力を使い果たし、瞳のもとから去っていったユンカースを探すため八方手を尽くした彼女だったが、彼の行方は杳として知れなかった。最後の希望と、卒業旅行で彼に出会ったイギリスのペットショップに向かった瞳。そこで彼女は偶然にも、ユンカースによく似たミニチュア・シュナウザーを見かける。

前作もかなりストーリ展開が速いと感じたが、本作は前作に輪をかけて速い。舞台はどんどんと移り、また登場人物たちもその展開の速さにあわせてめまぐるしく動き回るあたりは果たして良いものなのだろうか。物語中発生するいくつかのイベントに向けて様々なエピソードがどんどんと(しかもかなり無理やり)つじつまをあわせつつ接続していく構成は、少し乱暴であり。ユンカースの愛らしさは相変わらず。ただしストーリ展開が速いため充分に物語を描ききっていない・雑駁な印象が最初から最後までつきまとった。

本来ならば、ストーリ内容は隠しつつ、いやあやっぱりミニチュア・シュナウザーは最高ですねという結論でしめたいところなのだが、その部分にまで入り込めなかったのが残念である

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