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2014年11月19日 (水)

11/19 【読】 「ドッグ・トレーナーに必要な複数の犬を同時に扱うテクニック(ヴィベケ・S・リーゼ、藤田りか子、誠文堂新光社)」

「ドッグ・トレーナーに必要な複数の犬を同時に扱うテクニック(ヴィベケ・S・リーゼ、藤田りか子、誠文堂新光社)」

デンマーク出身のドッグ・トレーナー・リーゼ氏による、犬の行動解説書。本書は「犬の行動シミュレーション・ガイド」シリーズの一冊として、複数の犬が交流する場での犬の行動を写真つきで説明している。本書では、犬の行動学としてかつて提唱されていたリーダーシップ論、たとえば犬は家族(群れ)に順位をつけ、アルファ(リーダー)になろうとする、であるとか、オオカミの群れをモデルにして人間がリーダーをつとめるよう犬を訓練する、などといった理論に異を唱える。人間はあくまでも犬を適切にサポートするガイドとしての役割を担うべきである、というのが本書の主眼だ。

本書では、まず最初に犬と、人間のそれぞれの立ち位置を明らかにしたのち、多頭飼いにおける犬たちのボディ・ランゲージを観察し、その一つ一つの意味を解説する。また、ドッグランなどで見知らぬ犬が集まったときの犬たちの行動、犬種による行動の差異について説明する。ただし、重要なのはボディ・ランゲージではない。犬を注意深く観察することで、犬の微妙な心理状態を洞察し、それがどのような行動に反映されているかを読み解くことこそが、犬の行動を理解する鍵なのだそうだ。犬のボディ・ランゲージは、尻尾の動きにとどまらない。耳の向く方向、口のあけ方(口角の上がり方や口の閉じ具合)、首の位置、背中の毛のたち具合、背の曲がり具合やお尻の位置など、犬の身体全体が言語として機能する。やっかいなのはそれが犬共通の言語ではないということだ。犬同士でもその言語は通じたり通じなかったり、ちょっとした誤解が喧嘩のもとになる。犬の行動を知り、心理状態を知ることで、人間は犬たちの仲介者となりえるのだそうだ。

写真が多く、また写真に対応した解説も豊富なため気軽な気持ちで読み始めた亭主、だがその内容の難解さにはかなり苦労した。ただし、知らない犬の写真から、その心理状態を読み解くことそれ自体難しい。本を読んで頭を悩ませるよりも、まずは我が家の2匹をしっかり観察し、その心理状態を洞察するほうがよほど近道のようである。

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