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2014年10月15日 (水)

10/15 【読】 「UFOスピリチュアル対談 中丸薫×秋山眞人 異星人が教えてくれた日本の近未来(中丸薫、秋山眞人、学研)」

「UFOスピリチュアル対談 中丸薫×秋山眞人 異星人が教えてくれた日本の近未来(中丸薫、秋山眞人、学研)」

国際ジャーナリストとして活躍、中東を訪問した際に神の啓示を受け、以降は世界平和のため「太陽の会」「国際問題研究所」などで活動する中丸薫氏と、「スプーン曲げ」で脚光を浴び、以降精神世界、神話、占術などの分野にも活動の場を広げる超能力者の秋山眞人氏による対談本。歴史の影にあって語られることのほとんどない異星人(あるいはさらに高次の存在)たちの実態と、地球が現在抱える様々な問題、未来に向けての展望を記した書。

天照大神を過去世に持ち、金星に棲むという異星人「アシュター・コマンド」とのコンタクトを通じて自らの使命に目覚めた中丸氏。その思想はアメリカ発祥の思想・ニュー・エイジ運動に多くの共通点が見られる。高次の存在とのチャネリング、ヒーリング、あるいは近年話題となったアセンションの考え方まで、ニュー・エイジ思想に大きな影響を受けているものと思われる。

一方、秋山氏といえばユリ・ゲラー来日をきっかけにブームとなったスプーン曲げを発端に、UFOブーム、超古代文明、近年の東洋思想ブームに至る国内の超常現象ムーブメントとほぼ連動しているように見える。アメリカと日本、その成立や進展は多くの部分で異なるものの、エリア51・ロズウェル事件あたりから始まった内外情報の急速な混合によって、近年は比較的統一感のある「議論の場」が形成されつつある。実際、スピリチュアルの分野に近しい中丸氏と、サイキックである秋山氏では語られる視点が異なるようで、対談の内容にちぐはぐな部分も少なからずある。しかし、そこは百戦錬磨の両氏。互いの意見を否定することなく、やんわりと受け止めて議論を展開させていく。この流れをみていると、いわゆる超常現象否定派の面々が「面倒くさい人間」であるかのように思えてしまう(苦笑)。

もっとも本書を楽しむためには、ちょっとした準備が要る。真に受けすぎず、またいちいち「それは違う」と血圧を上げることなく読むには、それなりの予備知識が必要なのだ。300ページという分量ながら、その内容は極めて多岐にわたる。UFO、古代史、ヒーリング、超能力、果てはロスチャイルドやフリーメーソン、イルミナティや国内外の政治家、政治団体、アセンションや東洋思想に至るまで、おおよそこれまでにオカルト雑誌で扱われてきた内容が全て凝縮されているといって良い。いうなればスピリチュアルの紅白歌合戦である。新しいアーティストからベテラン演歌歌手まで、全ての歌を知っていれば(それが好き・嫌いは別として)それなりに楽しめるというものだ。予備知識があるなら眉につばをつける必要すらない。絢爛のエンターテイメントとして読みたい。

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