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2014年10月15日 (水)

10/15 【読】 「今夜は眠れない(宮部みゆき、角川文庫)」

「今夜は眠れない(宮部みゆき、角川文庫)」

平凡な家族を突如襲った大事件。「放浪の相場師」なる人物が母親に贈った5億円の財産によって、「僕」と父さん、母さんの日常は一変する。周囲の人間の詮索、擦り寄る親族、見知らぬ人間からの脅迫、宗教団体や他人からの寄付の強請、そして執拗に追いかけてくるマスメディア・・・家族の平和を取り戻すべく、「僕」と親友による真相究明が始まる。1998年中公文庫から刊行。今回は角川から2002年に刊行された版を購入した。

宮部みゆきが得意とする、素人少年探偵による真相究明の物語。平和な日常をとりもどすべく奮闘する少年たちの姿は、これまでにも彼女の作品でたびたび描かれてきた。本作の主人公「僕」こと緒方雅男は(他の作品と同様に)ごくごく平凡な、サッカーが大好きな中学1年生。夏休みの自由研究と称して暑い中をあちこち聞きまわる展開は、彼女の作品ではおなじみのシーンだろう。 今回のホームズ役は彼の親友で将棋部の「島崎」。若干ニヒリストの側面があるものの、基本的には心優しい天才少年という役どころの彼の助けを借りて、徐々に事件の概要が見えてくる。

270ページという分量はミステリとしては少し短め、展開が速いのでさくさくと読める。伏線をしっかりと貼りつつも、最後まで全体構造が読めない構成は見事。

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