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2014年5月 9日 (金)

05/09 【読】 「HOSONO百景〜いつか夢に見た音の旅〜(細野晴臣、中矢俊一郎編、河出書房新社)」

 「HOSONO百景〜いつか夢に見た音の旅〜(細野晴臣、中矢俊一郎編、河出書房新社)」

音楽家・細野晴臣が、自身の歩んで来た人生をそのときどきの音楽体験とともに振り返ったエッセイ集。2014年3月刊行。

本書のざっくりとしたコンセプトは「旅」。幼少から現在に至るまで、細野氏が訪れた(あるいは夢に見た)様々な土地や風景をテーマに、テーマにまつわる音楽を次々と紹介している。エイプリル・フール、はっぴいえんど、YMO、Sketch Show、Human Audio Sponge、あるいは自身のソロ活動当時のエピソードや楽曲を紹介することもあれば、その土地に根ざした音楽、その時代にまつわる音楽を語ることもある。

とはいえ、精神世界への旅、宇宙や未知の世界への憧れを話題にすることもあるので「旅」というテーマも実はかなり曖昧。話題のうつろうまま、心の赴くままに記憶を辿り、記憶のレコード棚から音楽を引き出しているという感じもする。細野氏の作品に対する裏話、作品に隠された真意が語られる場合もある一方で、ファンならばよく知っているエピソードもたびたび引き合いに出されるので、まるで古い書物を読んでいる、そんな面持ちになることもしばしばだ。特に細野氏の音楽を語る上でキーとなる作品、たとえば"Omni Sight Seeing", "Medicine Compilation", "Tokyo Frankfurt-New York", "Hosono House", "HAPPY END"などについては川勝正幸氏による特別インタビューとしてまとめられている。特に"Medicine"や"Tokyo-"はこれまで語られることが少なかった作品だけに、細野氏の語りもどこか新鮮に感じられる。

なお本書で紹介された音楽、アルバムは、欄外にその詳細が記されていて、ちょっとしたディスク・ガイドとしても使うことが出来る。興味のある方はぜひ細野氏の音楽遍歴を過去から現在に(あるいは現在から過去へと)たどってみてはどうだろうか。(2014.05.09)

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