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2013年10月 6日 (日)

10/06 日々雑感(日立市・ラジオーディオ)

まったく無目的・無構想に書いてみる。

昨日、お昼どきにちょっと一人になる時間ができたので、日立市内に先ごろ開店したオーディオ店、「ラジオーディオ」さんに初めて行ってきた。お店にはTangentのスピーカとRotelのアンプ・プレーヤが、歯切れの良い、しかし広がりのある音を奏でていて、亭主も久しぶりにオーディオ店で楽しい時間を過ごすことができた。店長の菊池さんはかつてはベースを弾いていたそうで、音楽と楽器に対する知識と情熱は相当なものとお見受けした。温和な方で、また少しアーティスト的な(?)繊細さも備えた方で、二人ともどちらかといえば引き気味に、お互いの出すカードを吟味していたかのようだった。

亭主の最初のオーディオ店は、いつもこんな感じである。オーディオ店の店主さんは多くの場合ひとクセもふたクセもある方が多くて、気軽に訪問したらいきなりこちらが見下されて、憮然としながら店を出ることも少なからずある。店主さんからすれば、ひとクセもふたクセもあるオーディオマニアと互角に渡り合うにはそれだけの個性と実力がなければいけないのだろう。クセのある店主とクセのあるマニアが、互いの知識とマニア度を巡って丁々発止のやり取りをする場がオーディオ店というのも、それはそれで面白かろうが、残念ながら亭主はその域には達していない。

ラジオーディオの菊池さんは、店先に「噛み付かないのでお気軽に」などと張り紙をするほど気さくな方なのだが、ときどき道場破りのようにお店を訪れる(噛み付く)マニアもいるのだそうだ。お店に何セットか展示されているPCオーディオを見て「やはりアナログのほうが音が良い」とおっしゃる方も居て、そういうひとにはアナログのオススメもするのだそうだ(実際お店にはアナログのシステムもあってメインシステムにつなげてすぐ聴けるようになっている)。「PCオーディオも最近は結構いいところにきてるとおもうんですけどね」とは菊池さんの言葉。RotelのRDD-6というPCオーディオにも使える高性能DACのカタログをもらった亭主、うんうんと唸りながら帰ってきた。



アナログのほうが良い音がする、というのは、まあオーディオに少しでも首を突っ込んだことのある人ならば、誰でも知っている。ラジオーディオでは同じ曲をアナログ・CD双方で試聴したのだけれど、CDではモコモコ・うすぼんやりとした低域も、アナログではしっかりとした輪郭・ボリュームをもって聴き手に迫ってくる。CDが再生する広がりの無い、硬いシンバルの音も、アナログならば圧倒的なスケール感を持つ。音楽の主役であるヴォーカルもアナログのほうが伸びやかで芳醇なのだけれど、CDの場合にはマスタリング段階で積極的に補正をかけることができるので、こちらはどちらが良くてどちらが悪い、とはいいにくい。言うまでもないが、CDしか聴いたことがない人がこれを聞いていれば、あるいはそもそもCDソフトしか発売されていないならば、「CDは高音質」と断じてしまっても、全く問題は無いように思える。

そもそもアナログの音が「良い」ことに対して、なぜCDの音を「悪い」という必要があるだろうか。亭主も、また菊池さんも、CDの音が悪いとは全く考えていない。「良い」ものは「良い」と認めたとしても、ほかを「悪い」と断ずる必要は、まったくない。亭主は良く知らないが都内の高級料亭が供する料理が「最高」だからといって、ほかの店全てを「最悪」という必要がまったくないのと同じだ。ところがオーディオマニアというのは、得てしてこういう二元論を(特にオーディオで)唱えたがる。あるいは「最高」をそっちのけで、「最悪」を連呼したがる。

かつての某2ちゃんねるのピュアオーディオ板はそんなオーディオマニアたちのつどう最悪の場所で、亭主自身そこから逃げ出して1000ZXLちゃんねるに居ついたという歴史がある。当時は、オーディオなどろくに知らない連中が、オーディオマニアを貶めるために最悪の場所で、最悪の言葉を投げかけていたのではないかと思っていたのだけれど、実は最悪の言葉を投げかけていた人たちはみな筋金入りのオーディオマニア、それも社会的にはそれなりの地位にいたり、40歳とか50歳とかそうおうの分別を備えているマニアの皆さんだったのではないか―――と思い至ったことがある。彼らはリアルでも、道場破りのようにオーディオ店を訪れて、店主をやり込めることに生きがいを感じているのではないか。

あくまでも「ではないか」ですよ。反応なんかしたら即ビンゴですよ(苦笑)。



お店で聴いたRotelのRDD-6、低域も、また高域も非常にアナログに近い「良い」音を出していて、非常に気になっている。Rotelといえば亭主の先輩で日立交響楽団に所属していたKさんが、RotelのアンプとCDプレーヤをAcoustic ReseachのAR-3aとの組み合わせで聞いていて、どちらかといえばクラシックに得意なメーカと思っていた。RDD-6を聴いた亭主、なるほどPCオーディオもがんばっていると感じた。

アナログを推す人たちは、レコードをジャケットから出し、ターンテーブルに乗せ、針を落とす動作こそがアナログの楽しみであると言うが、それが他を貶めることはない。ましてPCオーディオが「音質はいまいちだが使い勝手の良さは最高」などと自らを貶める必要もない。

亭主自身以前はPCオーディオに懐疑的だったが、気がついてみるとDDCは買うわDACは買うわでヘビーユーザーになりつつある。便利以外に何がよいかと考えるのだが、やはり使う理由は「便利」だからで・・・

うーん、貶める必要もないのだが、かといって今のところ便利以上になにか良いこともないのだなぁ。

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