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2013年8月31日 (土)

08/31 【読】「偶然のチカラ(植島啓司、集英社新書)」

「偶然のチカラ(植島啓司、集英社新書)」

宗教学者で、関西大学教授、人間総合科学大学教授などを歴任。脳科学・心理学・宗教学に関する著書を多数発表する氏が、現代の人間の生き方を指南した書。2007年10月刊。

とかく人生というものは、選択の連続である。人生のあらゆる場面に選択の必要性が生じ、そのたびに人間は選択を繰り返すことで現在の自分が存在する、といってよい。ならばよりよい選択をしたいと思うのは人間の情であるし、かつての選択が間違いだったと後悔するのもやはり情だろう。突然の幸運や不幸がなぜ起きるのか、ついている人、ついていない人の差がなぜ生じるのか―――本書では人生における様々な「偶然」の本質と、「偶然」に出会ったときの対処方法を統計学、心理学、宗教学および多数のエピソードをからめて解説している。

冒頭からマーフィーの法則、ギャンブル、恋愛と読者にも理解しやすい話題が並んでいて、なるほど黒鉄ヒロシ氏が絶賛する内容。あらゆるエピソード・参考文献を束ねて新しい生き方を提案行く様は、まるで物理学における統一理論、大統一理論をみるかのようでワクワクする。ただ、数学や物理のように理論一本では決して通らないのは人生と同じ。大統一に見えて実はかなりぽろぽろとこぼしているあたりは、ご愛嬌というか人生バンザイといったところだろうか。もっとも理解しやすいのは中盤まで、後半は仏教思想とからめて難解なハナシになってくる。果たしてここまでついてこれる人がどれくらいいるかはわからないが・・・。

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