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2013年8月11日 (日)

08/11 JBL A-820 Vecchioの思い出

会社に入って2年目に購入したONKYOのINTEC 275シリーズ。

3年ほどは気に入って使っていたのですが、スピーカのD-202AII(\64000)の音がどうにも気に入らなくなり、ひたちなかに新規開店したというケーズデンキに行ったのが1999年5月のこと。

スピーカ売り場で、JBL 4312だのVICTOR SX-500Dolceだのと比較試聴して、最終的にJBL A-820Vecchioを購入しました。

当時の予算が10万円ほどで4312が明らかに予算オーバーだったこと、展示スピーカ(たしか20台近くあった)の中で一番快活に鳴っていたことがVecchio購入の理由でした。当時は12畳あるフロアリングの寮室で音楽を聴いていて、セッティングでパーカッションの定位や音像がカチリと決まるオーディオの醍醐味を充分に堪能していました。

内振りにすれば定位がはっきりするが指向性が強くなる、だの、背面の壁に近づければ低域が増すだの、スピーカの左右の間隔で音の広がりが変わるだの―――。セッティングの勘所のほとんどをVecchioで学んだように思います。スピーカでこれほど音が変わるとは思っておらず、さらにセッティングを変えることでさらに音が良くなると知ったときの驚きと楽しさは今でも忘れることができません。きらきらと輝く高域、そこそこのボリュームを持った低域、そしてJBLにはまれな明快な中域。全体としてはつらつとした、若いけれども元気いっぱいのサウンドは、4312や他のJBLにはない魅力にあふれていました。

Vecchioはその後半年ほど使い、InfinityのKappa 6.2iへと乗り換えたのですが、ブックシェルフのVecchioに比べるとトールボーイのKappa 6.2iはセッティングも使いこなしも、最初にオーディオ店の方にお願いしたあとは変化がなく、セッティングの妙味のようなものは感じられませんでした(逆にアンプやCDプレーヤ、ケーブル類をとっかえひっかえする楽しさは実感しましたが)。短い付き合いでしたが、このJBLのスピーカには、値段以上のものをいろいろと与えてもらったように思います。

今このスピーカを所有したいか?といえば、うーんと唸って、場所があればYes。この音を聴いているとアメリカのカラリとした風が感じられる一方、往年のJBLの特徴である低域の豊かさ・充実さ加減はなかったように思います。Vecchioを使っている間はずっと、メインストリームであるJBLの4312、4344へのコンプレックスもありました。現在の自分がもし当時(13年ほど前)のスピーカ売り場に居たならば、はたしてA820は買っていたか?あるいは4312はどうか?

仮定しても詮無いハナシではありますが、次はもしかしたらJBLのメインストリーム機を買っていたかもしれませんね。

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