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2013年7月31日 (水)

07/31 【読】 「置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子、幻冬舎)」

「置かれた場所で咲きなさい(渡辺和子、幻冬舎)」

1927年生まれで現在85歳。29歳でノートルダム修道女会に入信後、ノートルダム清心女子大学教授、同大学学長を経て現在はノートルダム清心学園理事長。1970年代より教育、社会福祉の分野で活躍する著者が、現代社会における人間の生き方、こころの在り方を記した書。2012年4月刊。その年の話題の本としてベストセラーとなった。

表題の「置かれた場所で咲きなさい」は、氏が30代のころ、一人の宣教師から手渡された短い英語の詩に書かれていた言葉なのだそうだ。

"Bloom where God has planted you. "

直訳すれば「神が植えたところで咲きなさい」ということなのだが、キリスト教の信徒にも違和感がないよう意訳すれば、「置かれた場所で」となるのだろう。 自らの境遇に不満を感じ、次から次へと居場所を変える人の行動を戒める・・・という意味に取る人もいるだろうが、実際にはさらに深い。続く英詩には「咲くということは、仕方がないと諦めるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすること」と書かれているのだそうだ。 本書では、氏の言葉が4章に分かれてまとめられている。「自分自身に語りかける」「明日に向かって生きる」「美しく老いる」そして「愛するということ」。日々氏が考えること、若い日の苦心や失敗、学びから得られた教訓を、慈愛の筆致で書き綴る。本文中には多くの引用が登場するのだが、興味深いことに引用は聖書ばかりではなく。詩人や牧師、心理学者、あるいは相田みつを氏や羽仁もと子氏(日本初の女性ジャーナリスト)、マザーテレサなど、多彩な人々の言葉が登場する。聖書や、キリスト教に慣れ親しんだ人でなくともすんなりと心に入ってくる。

本書を読んで特に感じたのは、本書が、他の自己啓発本のように「自分がどう生きるか」を追求する内容のみならず、「他者をどう生かすか」の視点についても深く考察している点だろうか。自身の成功やキャリアアップを望む人々に、自身のこころの在り方を今一度振り返るきっかけを与えてくれる。いや、むしろビジネスなどは完全に切り離し、すべての悩める人々の心によりどころを与えてくれる内容という意味では自己啓発本と一緒にするのはむしろ失礼に当たるかもしれない。

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