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2013年7月 5日 (金)

07/05 【追記・改定】週刊文春

週刊文春「安藤美姫選手の出産を支持しますか?」 アンケート実施で炎上→中止に(ITmedia-ねとらぼ)

リンク先、批判多数。代表的なものを。

あなたはあなたの母があなたを出産したことを支持しますか?(404 Blog Not Found - 小飼 弾)

緊急アンケート!安藤美姫選手の出産を支持しますか? | お知らせ - 週刊文春WEB(はてなブックマーク)

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亭主自身、週刊文春のこの記事に対し本当に怒っています。文春が元ページを消して再アップロードした「安藤美姫選手出産アンケートについて」には、

?女性の出産という大変デリケートな問題にもかかわらず、設問を「出産を支持しますか?」「子育てしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」として しまったために、出産そのものを否定したり、働きながら子育てをすることを批判しているような印象をあたえてしまいました。その点については、編集長の私の責任です。このアンケートに関して不快な思いを抱かれたすべての方にお詫び申し上げます。
などと書かれていますが、元ページのアンケートの文面をあらためて書き起こしてみますと

フィギュアスケートの安藤美姫選手が7月1日の「報道ステーション」で4月に女児を出 産していたことを公表しました。また、競技に復帰し、来年のソチ五輪を目指すことをあらためて語っています
この突然の告白に対し、出産を祝福する声が上がると同時に、まだ結婚しておらず、父親が誰かも明かさないことへの疑問や、子育ても競技も中途半端になるのではないかなどの批判もあります。そこで、下記アンケートへのご協力をお願いいたします。

1)あなたは安藤美姫選手の出産を支持しますか?
2)子育てをしながら五輪を目指すことに賛成ですか?
と「批判しているような印象」などといった微妙なニュアンスなど一切感じることのできない、きわめてストレートな文章となっていることがわかります。女性の権利、子供の権利すらも無視した悪意に満ちた文章に吐き気すら覚えます。

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赤ちゃんの存在、安藤さんのこれからに対してなぜ文春がこのような形でクレームをつけなければならないのかはもちろんですが、記者がこのような内容の記事を思いつき、記事としてしたため、あまつさえ編集長が掲載を承認したという行為は批難されてしかるべきです。

通常は、どこかがストップをかけるものです。

記者がこういう意識を持っていること事態がすでに文春というメディアの品性と、信頼を大きく損ねていることにほかなりませんが、それでもこころある人間ならば、こんなくだらない、好奇心と悪意に満ちた記事を外にだそうなどとは思わないはずです。

しかし、記事は結果として掲載されてしまいました。

--

記事にはほかにも多くの言及すべき点、批難すべき点があります。

アンケートの結果をどう利用しようとしているのか、その意図が全く見えません。アンケートに回答するにはメルマガの会員になる必要があり、顧客囲い込みの手段として使用しています。あえて会員登録し、メルマガを申し込む人間の意見を集約したところでなんの意味があるのでしょう。広く社会に意見を求めるならばアンケートなどはメルマガなどに登録せずとも回答可能とすべきです。いうまでもなく、今回はアンケートの内容自体に問題があります。

「子育ても競技も中途半端になるのではないかなどの批判もあります」とあたかも他者の批判に便乗し、メディアとして中立の立場にいるように振舞っている点はどうでしょうか。亭主には、他者の批判に便乗し、週刊文春もまた批判側に回っているという印象を受けました。実際にはアンケートの設問にあるように批判に満ち満ちています。批判するならば、文春として、しっかりと自分の言葉で批判すればよろしい。まるで他者に責任をなすりつけるかのように、他者の裏から卑怯にも持論を差し出そうとする態度に大きな憤りを感じます。もちろん文春の批判は、赤ちゃんが生まれたこと、安藤さんの生き方そのものを批判するもので到底うけいれられるようなものではありません。

そもそも週刊文春は、ワタミと渡辺美樹会長に対して批判的な報道を繰り返すメディアであり、その点において社会正義を標榜するメディアとして機能していると、亭主自身は理解しています。その文春がこのようなアンケートを実施するというのは、このアンケートが社会正義にのっとって実施されている、社会正義の観点から必要であると主張するからなのでしょうか?そもそもこれによって社会の、何が、どう良くなるのでしょうか。

さっさとお詫びの記事を出して、元の記事を引っ込めてしまうことにも問題があります。編集長ならば、このアンケートを、週刊文春のメディアとしての機能を、アンケートの意義を、そして自身の信念に基づくアンケートの正当性を勘案してページに掲載したはずです。ならばなぜ、堂々とアンケートを続けないのか。周囲の批判に対して「週刊文春は正しいことをやっているのだ」と自らの主張を通す、説明する努力をしないのか。もちろんこんなことが正当であるはずがありません。しかし編集長はそれをメディアとして正当だと判断したのですから、その理由をしっかりと責任をもって説明すべきです。私には編集長の考えていることがまったくわからない。わからないから、知りたい。

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世の中には、社会正義を標榜しつつ、個人のプライバシーに立ち入ったり、人権を侵害することに躊躇しないメディアというのも少なからず存在します。週刊文春は、自身がそういったメディアの一つであることを、今回の記事で示したように思います。

人間の権利を侵害するような記事を、記者から編集長までが一体となって推進していくようなメディア。

周囲から批難を受けたら態度を豹変する、理念も、信念も、責任すらも感じさせないメディア。

「このアンケートに関して不快な思いを抱かれたすべての方にお詫び申し上げます」などと真に傷つけた相手に向き合わず、その場の雰囲気、うわっつらだけを何とかすることだけに執心するメディア。

それが週刊文春であると、今回の一連の記事は言っているのです。

亭主自身、これから週刊文春への見方を改めていこうと考えています。

おそらく、あのアンケートは、記事を執筆した記者と、編集長が、思いつきで執筆した記事なのでしょう。

しかし、それを思いついてしまう、記事にしようと思ってしまう、それはそこに、記者と編集長の本心が現れているからにほかなりません。

記者も、編集長はなんの疑問も抱かなかった。周囲の人間もそんな彼らを諌めることなく、世論が怒り始めるまでなんら行動を起こさなかった。今回の騒動の最大の問題は、週刊文春というメディア、組織としてのありかたにあると思います。

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それから、Facebookの安藤さんのページに、安藤さんと赤ちゃんに対する侵害のコメントをつけたすべてのFacebook住民のみなさん。

あなたがたが生まれてきたこと、あなたがあなたの意思で行動することを、だれかから支持/不支持/賛成/反対されても、あなたはよいと思っているのですね?

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