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2013年6月

2013年6月30日 (日)

06/30 【聴】 The Golden Sun of the Great East / Juno Reactor, Fusion for Peace|WAKYO(WKYCD042)

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おなじみサイケデリック・トランスの大御所、Juno Reacterの5年ぶりとなる新作。オリジナルメンバーであるBen Watkinsに加え、Sugizo, Budgie(from Siouxsie and the Banshees), Hamsicaらが参加。特にSugizoは、正式メンバーとして6年目になるという。全9曲。

サイケ・トランスというある種「病的」な要素を含むジャンルにあって、Juno Reactorは「正統派」かつ「王道」な楽曲作りを得意とする。幻覚剤を飲んだ際に見る(とされる)荘厳な曲調のトランスはもちろんのこと、インド音楽やレースゲーム、宗教音楽を思わせる曲などもそつなくこなす。その完成度の高さは(多くの実験的な要素を含みつつも)常に聴く人を安心させ、Juno Reactorというユニットの磐石さを実感させる。サイケ・トランスが好きな人ならばまず基本としてこのアーティストを聴くべきであろうと思わず断言してしまいたくなる説得力がある。一方で・・・うーん、Juno Reactorと一聴してわかる曲はどれだけあるだろうか。これは多くの大御所たちに言える話なのだけれど、偏った個性、荒削りだけれども少し聴いただけでそのアーティストと知れる強烈な「アク」は感じられない。全方位に向けて際立つ能力が、かえって全体を平坦に見せている、というのは皮肉ともいえる。

なお本作品にはToyota Factory Tune 86のプロモーション・トラック"Final Frontier"を含む。全体的にレースゲームのBGMっぽくきこえるのは、この辺に理由があるのかもしれない。高速道路を運転中に聞くと、なかなかアブなそうだ(笑)。

06/30 第33回つくばマラソンエントリー失敗

2013年11月24日に開催予定の題記大会に参加を予定していたのですが、6/30 20:00からのネット申し込みに失敗し、残念ながら不参加となってしまいました。

もともとつくばマラソンといえば、申し込み開始30分後に定員に達するという人気の大会。都心からも近く、また平坦なコースから個人記録が出やすい(走りやすい)ということもあって、近年多くのランナーが参加を希望しているようです。今回、RUNNET(というランナー向けのポータルサイト)からネット経由で申し込みを試みたのですが、申し込み開始時間の20:00以前からアクセスが殺到して、Webサイトは常に「順番待ち」状態。いちおうRUNNETでは30秒の待ち時間のあと再度順番を更新し、順次申込者を参加登録画面へと誘導していたようですが、亭主のFirefoxでも、また妻のIEでも、3回に1回は更新画面が「タイムアウト」になり接続エラーとなってしまいました。

エントリをあきらめたあとに、Twitterに上のようなつぶやきが流れてきたわけですが、そもそも「戻る」ボタンの使用はリスクが高く、元の画面に戻っても「ページの期限切れ」などでエラーとなる可能性があるわけでおいそれと押せるボタンではないように思います。

そもそも、ランナーの中にはパソコンを持っていない人も、ネットやブラウザの動作に詳しくない人も、一括登録が可能な大手のスポーツクラブやランニングサークルに属していない人もいるわけですから、そのような人たちにも等しくエントリの機会は与えるべきだと思うのです。さらに言えば、お金を持っていない人にも同様に機会を与えるべき。寄付金と称して多額の金を納めればボランティアランナーと称して後出しでもエントリできる、東京マラソンや大阪マラソンなどの制度もまた問題があるように思うのですね。

もちろん、「自分の稼いだ金から寄付金を出しているのだ、自分の金を自分の好きにつかって何が悪い」という主張は至極真っ当で、亭主自身はそこに問題があるとはこれっぽっちも思っていません。

寄付金を出したいならば、それはエントリできようが、できまいがすればよいわけで、やはりエントリには公平さが必要だと、思っています。


2013年6月26日 (水)

06/26 【聴】 Mekon Presents Piece of Work / Mekon, Wall of Sound(WOS117CD)

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2000年代にブレイクビーツ・レーベルWall of Soundの中心アーティストとして活躍。UKヒップホップを基調とした作風を得意とするJohn GoslingことMekonの最新作。2013年リリース、全12曲。

しばらくアルバムリリースが無かったこと、本作に収録されている曲の傾向がまちまちだったことから、おそらく彼の最近のお仕事を集めたものと思われる。明確に言えるのは代表作"Welcome to Tackletown"(亭主の大好きなアルバム)にみられたファンキーなブレイクビーツは影を潜め、どちらかといえばサウンドトラック的な、ニュートラルなデジタル・ビーツへとシフトしている点だろうか。もっとも、彼の作品全体に共通する邪悪さや不安などは本作にもしっかりと反映されている。爽快さとは程遠い、ある種「ドスの効いた」アレンジはむしろますますパワーアップしているといっても良い。そういえばかのケン・イシイもMekonの作品をフェイバリッドに挙げ、彼の作品"Metal Blue America"においてMekonからの影響を包み隠すことなく表現している。けしてメジャーにはならないものの、誰かの心をがっちりとつかんで離さない中毒性は、ほぼ匿名ともいえる彼の経歴への興味とあいまっていや増すばかりとなっている。

2013年6月25日 (火)

06/25 【読】 「勝負食―トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方(石川三知、講談社+α新書)」

「勝負食―トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方(石川三知、講談社+α新書)」

栄養アドバイザーとして陸上の末續選手、スピードスケートの岡崎選手、フィギュアスケートの荒川静香さんほか多くのアスリートたちの食事をサポート。日本オリンピック委員会の強化スタッフとしても活躍する著者による実用栄養学の書。アスリートの食事から、実生活でも役立つ栄養の知識、食事法を解説する。2008年3月刊、2011年には第7刷を数える。

本書では、体内における栄養素の吸収メカニズム、栄養素と体の機能の関係、そしてそれらを実際の食生活に生かすためのノウハウについて、アスリートたちの事例を挙げながら説明。筋肉や骨、軟骨などを形成し、脳を活性化させるために必要となる栄養素の摂取方法を、平易な文章で記述している。必要な栄養素を適切な時間に、適切な分量摂ることは当然のことだが、身体を充分に休めて疲労を回復し、運動によって身体を活性化させ、不足した栄養素を食事から補給して超回復を促すというサイクルを作り出すことが重要なのだそうだ。まさに身体とは小さなシステム(宇宙)、多くの宗教家や思想家がたどり着いた結論に本書もまた至っている。きれいにまとまっている。

なお、著者である石川氏は栄養アドバイザーという立場からアスリートたちを指導するだけではなく、例えば友人として、例えば些細な生活のなかの相談相手として彼らをサポートしている。オリンピックで活躍するアスリートの多くは子供の頃から自らの才能に意識的である一方、それぞれにこだわり、持論をもって食生活を送っている。ところが彼らの栄養に対する知識は必ずしも正しくない。独りよがりで偏見に満ちた食生活を少しでも良い方向へと導くこと、日々のハードトレーニングに疲れた心を癒すこともまた氏の役割なのだそうだ。陸上の末續選手の執拗なまでの鳥肉へのこだわり、男子選手と同じトレーニングをした結果どんどんと体が小さくなって行く女子水泳選手などなど実例がいちいち生々しい。

もちろん本書には、サラリーマンや学生、高齢者らが注意すべき食事方法、サプリメントの賢い取り方など明日から使えるネタも多く含まれる。この手の書籍の常として、網羅的な説明がなされていない(ちょこちょこあちこちをつまみ食いしたような記述となる)点が気になるものの、栄養素の九州メカニズムといったシステム全体の説明から入っているあたりは非常にシステマティックで好感が持てる。下手なダイエット本よりも、こちらを読んだほうがよほど参考になろう。

2013年6月23日 (日)

06/23 【動】 第30回富里スイカロードレース

日曜日に千葉県富里市で開催された「富里スイカロードレース」に、妻とともに出場してきました。

富里市が誇る「富里スイカ」をフィーチャーした本大会。5km(一般、40歳以上), 10km(一般、40歳以上), 3km(小学生、中学生)のあわせて12種目、最大13,000人が初夏の富里市を快走します。途中、5kmと10kmのコース上に給水所ならぬ「給スイカ所」が設置されていて、ランナーがのどの渇きを癒せるほか、スタート・ゴールとなる富里中学校および富里市役所には誰もが無料でスイカを食べられるコーナーも設けられていて、ランナーだけでなくすべての人が楽しめる大会になっています。

この日は、心配されていた台風も温帯低気圧に変わり、また朝は霧が発生したものの、昼ごろからは日差しも出るなど絶好のマラソン日和。亭主と妻は5kmの部に出場し、1年ぶりの富里を楽しく走ることができました。

20130623tomisato.jpg写真はスタート直前の集合場所。年々人気が高まっている大会だけに、5kmといってもこの人の多さ。思い思いのコスチュームや、スイカの飾りを身につけたランナーのみなさんと一緒に、楽しく走ることができました。

当日は2時起床、2:30に家を出発。4:45に富里に到着。いつもの露店でスイカ4個、メロン4個、とうもろこし7本などを購入(市価よりもちょっと安いですが農家さんにとっては卸価格より売値のため、結果的に売り買い双方にうれしい商売になります)。9:20からのランに出場したあとはスイカをたっぷり堪能。正午前に富里をそそくさと離れ、3:45にペットホテルに到着、まはろくんと一緒に、4:30に自宅に到着しています。

今回は、お昼はスイカを食べたくらいで特に何もなし。まはろくんを迎えにいくのにあわただしい大会となりましたが、スイカはそれはもう一人で半玉くらいは食べまして大満足の一日でした。

スタッフの皆さん、沿道の応援の皆さん、ランナーのみなさん、そして農家のみなさま・・・楽しい大会をありがとうございました。


2013年6月20日 (木)

06/20 【聴】 Singles and Strikes / Denki Groove, Ki/oon|SONY(KSCL-856-7)

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1991年のメジャー・デビューアルバム"Flash Papa"から2000年リリースのアルバム"Voxxx"まで。電気グルーヴのトラックの中から、「ヒット曲」と「電気自薦の曲」という観点に基づきセレクトした2枚組ベストアルバム。Voxxxリリース以降活動をほぼ停止していた2004年にリリースされた。ちなみにリリース当初はCCCDフォーマットであったため、亭主は購入していなかった。再発は通常のCDフォーマット。

Disc 1は彼らのシングル作品から、特に話題作を集めている。12曲。大ヒットした"Shangri-La", "N.O."、アニメの主題歌となった"Pocket Cowboy"、海外での電気の人気を決定付けた"Niji"など、それぞれフルアルバムとはミックスを変えて収録している。電気休止期間に制作された「弾けないギターを弾くんだぜ」はアルバム未収録で本作が初出。

Disc 2は彼らにとって思い出深い曲を中心に収録。こちらも全12曲。砂原良徳(まりん)による"popcorn"、天久聖一のヴォーカルが印象的な「もてたくて・・・」、テクノレイヴ"WIRE"のテーマ曲"Wire, Wireless"など通好みなタイトルが並んでいる。アルバム未収録のミックスは4曲とレア度はいまひとつだが、電気イチオシの曲を改めて聴く、というのも良いだろう。

なお本アルバムはブックレットが充実しており、それぞれの曲に対してかなり詳しい解説がなされている。曲発表時の電気の状況や心情、制作時のエピソードなどファンならば文句無く押さえておきたい内容かと。なお中古購入に際してはCCCDを買わないよう注意されたい。

2013年6月19日 (水)

06/19 【読】 「ソロモンの偽証 I〜III(宮部みゆき、新潮社)」

「ソロモンの偽証 I〜III(宮部みゆき、新潮社)」

ホワイトクリスマスの夜、一人の男子中学生が校舎の屋上から身を投げた。不登校状態だった彼の死を、警察は自殺と断定する。ところが、保身に走り情報を秘匿しようとする学校側の対応に、保護者や生徒たちの不信は増していく。マスメディアの執拗な追求によって次々と明らかになる事実、紛糾する保護者集会・・・混乱の中、学校に届けられた匿名の告発状には、男子中学生の死を殺人と記されていた。連鎖する悪意、増え続ける犠牲者と混乱深まる学校側。事件の真実を明らかにすべく、生徒たちは校内裁判の開廷を決意する。

宮部みゆき五年ぶりとなる渾身の現代ミステリ。ページ数2100ページ、単行本3巻からなる大作。

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ミステリ作品という性格上、物語の結末はもちろん、途中すらも語れないのが歯がゆい。物語は複数の登場人物の視点で語られ、基本的には物語をほぼ時系列で辿る...とか、視点転換の巧みさが事件の重層性、複雑さを演出し、淡々としたストーリー展開からは想像もつかない、ジェットコースターのようなスリリングさが楽しめる...とか、その都度語られる登場人物の心理描写もまた実に自然で...とか、アウトラインを語ったところで本作の面白さをちっとも表現できていないあたりがくやしい。

さらに言えば、ミステリにはおきまりの「探偵」役が存在しないあたりも、作品の面白さを説明しにくい理由の一つだろう。宮部作品には、総じて主人公然とした探偵(たとえばホームズや金田一、浅見光彦、京極堂ら)が登場しない。本作においても事件を快刀乱麻に解き明かすヒーロー・ヒロイン的な人物がいないため、ステレオタイプなミステリ、あるいは探偵が得意とするトリックから類推されるストーリ展開を想像してもらうことすらできない。中心となるのは(学校での裁判ということで)検事役、弁護人役、裁判官役、陪審員役などの少年少女たち。彼らの聡明さ、冷静さが曖昧模糊とした事件の骨格を明確とし、警察ですら到達し得なかった真実を暴くことになる。本書においては登場人物たちの活躍もまた「読んでのお楽しみ」としたいポイントの一つである。

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なお、本作の大きなテーマはずばり「いじめ」。いじめた側と、いじめられた側それぞれの心情を語ることで学校という世界に潜む闇を描き出す。だが、本作では「いじめ」という定型化した行為だけに言及しているわけではない。少年少女たちが持つ様々な葛藤や、家庭や学校など環境の中で受けた「こころの傷」もまた「闇」なのだ。日々の生活の中で様々な軋轢から、中学生たちの心を一つ一つ解き放っていくこと、それが本書の、そして本作品における主人公たちの目指す先となっている。

2013年6月15日 (土)

06/15 【聴】 みんなおやすみ / World Standard, Stella(SLIP-8503)

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鈴木惣一郎を中心としたインストゥルメンタルのプロジェクト、World Standardの2011年アルバム。2011年3月11日を前後して作られたという7つのインストと、7つのヴォーカル曲の全14曲から構成される。

プロジェクトとしては初めて、積極的にヴォーカルを取り入れたアルバム。ギター、オルガン、バンジョー、バイオリン、クラリネット、アコーディオンといった楽器の中に、神田智子さんの透明で、涼やかなヴォーカルが重なって、唱歌とも、童謡ともきける牧歌的な世界が展開する。ニーノ・ロータの楽曲「希望に満ちたジュリエッタ」「ジェルソミーナ」などの楽曲がカヴァーされていて、どこか懐かしい香りが漂う。タイトル曲である「みんなおやすみ」は、震災によって絶望に打ちひしがれた人々に贈る癒しの歌。「かなしくて/さみしくて/かなわなくても/ゆめにもぐれたら/いちにちはしあわせ/みんなおやすみ/めざめればひのひかり」つらくてももう一日だけ、あと一日だけ生きてみようと、そんなところだろうか。

2013年6月13日 (木)

06/13 【聴】 Feather World / Kuniyuki Takahashi, mule musiq(mmd40)

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北海道は札幌を中心に活動するハウス・クリエータ/DJ、タナカクニユキの2年ぶりとなるアルバム。2012年11月リリース。全10曲。

ディープハウス/スピリチュアル・ハウスといった内省的なハウス・ミュージックを得意とし、ジャズ・アーティストらとのコラボレーションなど毎回話題を提供しているタナカ。本作ではポエトリー・リーディングで80年代に活躍したアン・クラーク、前作にも参加したジャズ・ピアニスト板橋文夫らを迎えて前作にましてのディープな世界を展開する。これまでのハウス/ジャズを主体とした作風を大きく拡張し、様々なアーティストらとフリージャズ、アンビエント、アフロビートなどの作風に挑戦している。出色はやはりアン・クラークをヴォーカルに迎えたM7"Between Shadow and Lights"だろうか。電子音を素材のまま使用したミニマルなハウス、アン・クラークのポエトリー・リーディングが時々フィルインする。ヴォーカルを前面に使うのではなく、まるで添え物のように素材として使う、その抑制度合いがたまらない。マニア好みのサウンドとでもいおうか。

2013年6月12日 (水)

06/12 iBuffalo Bluetooth Keyboard BSKBB11SV

先日来使っていたRadiusのBluetooth keyboardがどうにも使いにくい、タッチタイピングで必ずミスをしてしまうとさらにじっくりキー配列を眺めていたら、キーボードの上段、数字キーが並んでいる部分の配列が一列左にずれておりました。

 つまり(とキーボードをしげしげと眺めていただきたいのですが)Radiusのキーボードは、例えば「Q」の右上に本来あるべき「1」がなく、「2」があるのですね。

20130520Radiuskeybrd.jpg亭主はNEC PC-6001が発売された1980年代からキーボードを使っているため、本来のキー配列が体に染み付いています。デザインを重視した昨今の独自キー配列は、(それはそれでありだと思いつつも)なかなか手になじまず、結果としてタイプミスにつながっています。

 いくらデザインが良くても、また携帯に優れていても、生産性が落ちては意味がないーーーしかたなく、代替となるキーボードをPCパーツ各社のサイトから探していたところ、

  1. Apple Keyboardの配列で
  2. 充電式で
  3. 値段の安い

キーボードとしてiBuffaloのBSKBB11SVを発見。iPhone 5に対応していることを確認し、出張帰りのヨドバシカメラで購入しました。その日にすかさず充電し、iPhone 5で動作することを確認。めでたくモバイルのお供として連れ歩くことになりました。

さて、BSKBB11SV。キータッチがApple純正のキーボードに似ており、またキーとキーとの間隔も充分にとられているため使ってみるとなかなか快適です。iPhone/iPad独自の機能に対応したキーも用意されていて、(まだ使ってはいませんが)なかなか便利そう。現在もBSKBB11SVでこの記事を書いておりますが、快適に使えております。1回の充電で3ヶ月使えるとのことで、経済性も充分。本当かどうかはわかりませんが。

 不満は、銀色の本体に黒いキーというカラーリング。iPhoneのカラーに合わせたものと思いますがあらためて眺めてみると品がありません。本体上面の「CAPS」「Charge」「Power」のLED表示部分が斜めにレイアウトされているのも意味不明。もう少しシンプルに、センス良くデザインしてほしかったですね。
あともう一点、キーボードをモバイルで持ち歩く際のクッションケースがついてくると完璧でした。先に購入したRadiusにケースがついておりまして、これが大変に便利。カバンに無造作につっこみ、使う時はさっと取り出し、使ったあとは速やかにしまう。キー配列では不満の多いRadiusですが、この一点に関しては実に優れていたといえるでしょう。 とりあえずは、今の仕事用カバンのノートPCをいれる部分にBSKBB11SVを放り込んでいます。Kindle Whitepaper 3Gの収納に使っているクッションケースとサイズが合えばよかったのですが、Kindleとケースのサイズが実に絶妙で、キーボードを入れる余裕がありませんでした。残念。



2013年6月10日 (月)

06/10 【聴】 English Electric / OMD, BMG(81003441-2)

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イギリスのエレ・ポップ・ユニット、Orchestral Manoeuvres in the Darkの最新アルバム。OMD自身は1975年結成、YMOらとほぼ時代をともにした伝説的バンドだが、昨今のエレ・ポップ系アーティストの復活に呼応してか見事な復活を遂げている。ちなみに復活したバンド/アーティストはDepeche Mode, New Order, Visage, Devoなどなど枚挙に暇が無い。いやほとんどのバンド/アーティストが復活しているのではあるまいか。

OMDといえばメロウかつウェットな曲調が特徴的だが、本作においてもその作風はしっかりと継承されている。ヴォーカルはエレ・ポップらしいストレートな歌い方、かっちりとした楽曲構成にアナログシンセを思わせるまろやかなメロディが重なる。音質が改善されているあたりが現代的といえば現代的だ。M7はKarl Bartosの"Kissing the Machine"のカヴァーだが、クラフトワークらしいメロディにOMDの歌い口が実によくマッチしていて、現代的であると同時に懐かしさも感じられる。他の大御所アーティストの復活と楽曲の完成度の高さにも驚かされたが、OMDの完成度はそれらのさらに上を行く。亭主の若い頃が、そのまま原色フルカラーで目の前に展開されたようなインパクト、といえばよいだろうか。

ちなみにだ、日本語盤には「電気仕掛けの英吉利人」なるキテレツな邦題がつけられ、楽曲にもふざけた日本語のタイトルがつけられている。"Please Remain Seated"に「座ったままでおk」、"Kissing the Machine"に「機械にチュウ」などセンスのかけらも無い。OMDが許諾しても亭主が許さない。亭主自身はこのアルバムをamazonで買ったのだが、英語盤を購入していて被害にはあわなかったのだが・・・正直日本語盤を買わなくて良かったと心底思っている。

2013年6月 7日 (金)

06/07 【聴】 The Eccentric Electrics of / Atom TM and Friends, Omni(OMNI-171)

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亭主のサイトではすっかりおなじみ。ドイツ出身でチリ在住のテクノクリエータ、Atom TMによるアシッド・テクノのコンピレーション。彼自身のプロジェクトを中心に、彼周辺のアーティストをぐるりと巡ったベスト・アルバム。

参加アーティストはlb, Erik Satin, Lisa Carbon(Atomの奥様), Los Sampler's, The Stereonerds, Dropshadow Disease, Th Roger Tubesound Ensemble, Senor Coconuts、そしてAtom。どこまでがAtomのプロジェクトで、どこからが別人のトラックなのか、いまひとつチェックしづらいのが苦しいが、とにかく様々なアーティストのトラックを集めている。Lisa CarbonやSenor Coconutsなどは明らかにデジタル・ラテン・ビーツ。Senor Coconutsの"Smoke on the Water", "Da Da Da", "Behind the Mask"などは超有名曲なので知っている人も多いだろう。Erik Satinは名前の通り、エリック・サティのデジタル版といった感じのラウンジ・ミュージック。その他アシッドであったりミニマルだったりするが、基本的に粒がそろっていて破綻がない。いや、全体として挑戦的な曲調で統一されているせいか、破綻もまた味わいの一つとなっている。

彼のレーベル"Rather Interesting"の相当にとがったトラック群に比べると圧倒的に聴きやすく、楽しい。オススメ。

2013年6月 6日 (木)

06/06 音楽は人を救う

亭主にとって音楽とは、自身の感情や心のありようを代弁するものだったりします。

会社に入って4?5年経った頃、ある開発の主担当となり一カ月の残業時間が270時間を超えた時も、音楽のおかげで精神を(それなりに)保つことができました。つらさであるとか、絶望感であるとか、そんなもの一切合財を心の外に締め出すために、移動中はいつも音楽を聴いていました。

世の中に希望なんてものが都合よく転がっているわけもなく、あるとすればそれはどこかからもたらされるか、自分から進んで見出すしかない。

倦み疲れ、希望がどこからも、自分の中からも見出せない状況に直面したら、干上がった沼底の蛙のように、土の中で、ただひたすらに希望がやってくる時を待つしかない。

毎度お疲れな亭主ですが、先の一件で心のバリアーだけは人よりも抜きん出て堅くなりました。

干上がった沼の底にふさわしい音楽は何だったかと思い返して、当時からテクノばかりを聴いていたように思います。ストレスでメタメタになりそうな心臓の鼓動も、正確に繰り返されるビートさえあれば一定に保つことができる。

テクノというジャンルを好んで聴き始めたのはこれよりはるか前の話ですが、絶望の時期を経てさらにこのジャンルに傾倒したのは事実です。

The Other Day / Jeff Mills

美しい旋律や感動の歌詞などなくとも人は救われる。

Grip / Flare

亭主の外側を巡る音楽こそが、亭主の心の本体だった。

Welcome To Tackletown / Mekon(MP3 download)

そんな時代を潜り抜けてきた亭主でありました。

2013年6月 5日 (水)

06/05 日々雑感

最近の亭主の出張のお供・モバイル環境は、

iPhone 5
iPod Classic
Kindle Paperwhite 3G

の3つ。これにELECOMのモバイルバッテリー・TB-M01Lシリーズと、RadiusのBluetoothキーボード・RP-BK211Wをつければ、出張中の暇つぶし・・・じゃなかったモバイル環境はほぼ完璧。ネットに接続したり音楽を聴いたり、テキストを打ち込んだりと、自らが想定・期待していたことが全て可能となっています。

以前は出張といえば必ずデジタルカメラを持ち歩いていたのですが、Infobarを使っていた頃からはもっぱら撮影にスマートフォンを使用、特に最近はiPhoneで撮影したものを、iCloudのフォトストリームに自動転送しています。こうすればPCからもiPadからも写真が見られ、わざわざ写真をUSBケーブルやSDカード経由で取り出す必要がありません。これは便利です。

テキストについてはInfobar時代からEvernote経由でクラウドにアップロードしています。Evernoteは対応プラットフォームが多く、PCやiPhone、Android、Netwalkerなど様々な機器から容易に閲覧が可能。個人情報をまるまるアップロードするのは気が引けますが、ちょっとした文章の共有ならばこれほど便利なものはありません。難点は動作が不安定なこと、意図せず強制終了してしまうことでしょうか。

なお、亭主の趣味と言える音楽鑑賞と読書に関してはそれぞれiPod ClassicとKinde Paperwhite(と書籍)を活用しています。音楽再生にせよ、電子書籍閲覧にせよiPhoneで代用可能なのですが、専用プラットフォームのほうが圧倒的に使いやすいです。特に電子書籍は読みやすいことが第一であり、文庫本サイズのKindleくらいが丁度良いです。

出張の荷物はなるべく少なく、それぞれの機能はシームレスにつながっていることが望ましい。そんな亭主の要望に対してiPhone, iPod, Kindleの組み合わせは比較的理想に近いといえます。そうそう、電子書籍についてはiPad miniを使うという選択肢もありますね。

一方、当方のなかでデジタルカメラの重要性が揺らいでいることもたしかです。確かにデジタルカメラはiPhoneよりも画質が良い(だろう)し、無線機能を備え写真を逐一サーバーへと転送してくれるSDカードを使えばそれなりに快適に使えるのかもしれません。しかし、出張先にわざわざ重いカメラを持ち歩くのは大変なことですし、シャッターチャンスをとらえて、即座に写真に収めるならばiPhoneのほうが圧倒的につかいやすいのもまた事実です。

昨今のデジタルカメラの活用状況を考えると、iPhoneで充分かもしれないと思うことしばしば。Canon Powershot G9の故障に際し、次の機種への買い替え行動がなかなか定まらないのが最近の悩みです。

2013年6月 4日 (火)

06/04 【聴】 Madame Crooner / Miharu Koshi, Daisyworld|Victor(VICL-64033)

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永遠の歌姫・コシミハルさん5年ぶりとなるフル・アルバム。1930〜40年代の名曲を中心に、ジャズやシャンソン、ピアノの伴奏で小粋にカヴァーしたアルバムが本作となる。全13曲、Heavenly Musicとの同時イシュー。

現代風にリアレンジされた、キュートでお洒落なシャンソンを得意とするミハルさん。本作において有名曲をカヴァーするとあって、キュートさもお洒落さにもいっそうの磨きがかかっている。"C'est si bon"や「いつか王子様が」、"Mona Lisa"、" La vie en Rose"などに代表されるオールディーズにミハルさんの愛らしさ、スタイリッシュさが加わることで、原曲に新たな息吹が与えられている。古いのだけれど、新しい。そんな形容がしっくりくる。まるでおもちゃ箱、ふたを開けたときにきらきらと流れるオルゴールのような楽しさ、ヴィヴィッドな色彩が感じられる。すばらしい。

なお本作には「野ばら」や「希望の泉」など過去の作品からのリアレンジも含まれている。アレンジや作品の世界観などは以前とかわっていないものの、あらたなアルバムのなかで再び息吹を与えられ、宝石の一つとして輝いている。

2013年6月 3日 (月)

06/03 【読】 「愛しの座敷わらし(上)(萩原 浩、朝日文庫)」

「愛しの座敷わらし(上)(萩原 浩、朝日文庫)」

デビュー作「オロロ畑でつかまえて」にて1997年の第10回小説すばる新人賞を受賞。2005年には「明日の記憶」が第2回本屋大賞の第2位、第18回山本周五郎賞を受賞した作者が、2008年に発表した家族小説が本作。2012に水谷豊主演にて映画化されている。地方へと左遷されたサラリーマンの主人公と、その家族が田舎暮らしで体験する様々な事件を優しい筆致で描き出す。

商品企画の失敗をきっかけに、東京の本社から東北地方の支社へと転属となった主人公・高橋。長野県出身の彼は、転属を期にかつてより夢見ていた田舎暮らしの計画を実行に移す。巨大な古民家を家族の了解なしに賃貸契約した夫に、都会暮らしに慣れた家族は大反対。ところが実際に古民家を見学するうち長女、長男そして祖母らの気持ちが徐々に古民家に傾き始め―――。

独断で物事を進める身勝手な夫、認知症気味の祖母、学校でいじめられ孤立する長女、ぜんそくの再発が心配される長男、そして彼らに振り回され必死で家庭を切り盛りする妻。一見平和そうに見える家庭はそれぞれに問題を抱えていて、彼らの心情、そして家族内の対立が田舎暮らしによってどう変化していくかが上巻の主題となる。古くから古民家に住みつき、家運を上向かせるといわれるこどもの妖怪「座敷わらし」は物語序盤からちらほらと「気配」として現れているが、物語の進行に大きく影響を与えることなくマイペースに家族に絡んでいる。このあたりの加減は実に絶妙というか、下巻に向けての巧みな「引き」となっている。

まずは小手調べの上巻、さわやかな夏の情景描写を楽しみつつ読みたい。

2013年6月 1日 (土)

06/01 【食】 ラーメン・つけ麺、笑福(大阪市内)

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大阪市内、阪急電鉄南方駅前にあるラーメン、つけ麺の店。出張の帰り、阪急電鉄車内から偶然発見して立ち寄った。南方駅から徒歩で1〜2分、線路脇にある大勝軒タイプの店。今回は特製つけ麺のひやしを注文した。

写真の通り、非常にシンプルなつけ麺。ネギを主体とした魚コク系しょうゆ味のつけダレに、チャーシュー・煮卵がトッピングされた大盛極太麺が本メニューの特徴だろうか。スープはそこそこ温かいが、「冷やし」ということで麺は冷たく、結果的にぬるい麺とスープとを食べることになる・・・のだが、スープが非常に濃く作られているせいか、最後までスープが薄まらず、美味しく食べることができる。脂控えめ、ボリュームのわりに見た目よりもずっとあっさり食べられるのが面白い。極太麺はのどごし、茹で加減ともによくできていて、しっかりとした魚コク系のスープを真っ向から受け取めている。

なおこのお店、トッピングが無料とのことで、脂、鰹節、キャベツ+もやしなどが注文時に自由に頼むことができる。亭主も注文した後でキャベツを食べていたらよかったのだろうにとすこし後悔。ともあれ分量的には充分、食後の胃袋の調子もよく最後まで美味しく食べることができた。

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