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2013年6月25日 (火)

06/25 【読】 「勝負食―トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方(石川三知、講談社+α新書)」

「勝負食―トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方(石川三知、講談社+α新書)」

栄養アドバイザーとして陸上の末續選手、スピードスケートの岡崎選手、フィギュアスケートの荒川静香さんほか多くのアスリートたちの食事をサポート。日本オリンピック委員会の強化スタッフとしても活躍する著者による実用栄養学の書。アスリートの食事から、実生活でも役立つ栄養の知識、食事法を解説する。2008年3月刊、2011年には第7刷を数える。

本書では、体内における栄養素の吸収メカニズム、栄養素と体の機能の関係、そしてそれらを実際の食生活に生かすためのノウハウについて、アスリートたちの事例を挙げながら説明。筋肉や骨、軟骨などを形成し、脳を活性化させるために必要となる栄養素の摂取方法を、平易な文章で記述している。必要な栄養素を適切な時間に、適切な分量摂ることは当然のことだが、身体を充分に休めて疲労を回復し、運動によって身体を活性化させ、不足した栄養素を食事から補給して超回復を促すというサイクルを作り出すことが重要なのだそうだ。まさに身体とは小さなシステム(宇宙)、多くの宗教家や思想家がたどり着いた結論に本書もまた至っている。きれいにまとまっている。

なお、著者である石川氏は栄養アドバイザーという立場からアスリートたちを指導するだけではなく、例えば友人として、例えば些細な生活のなかの相談相手として彼らをサポートしている。オリンピックで活躍するアスリートの多くは子供の頃から自らの才能に意識的である一方、それぞれにこだわり、持論をもって食生活を送っている。ところが彼らの栄養に対する知識は必ずしも正しくない。独りよがりで偏見に満ちた食生活を少しでも良い方向へと導くこと、日々のハードトレーニングに疲れた心を癒すこともまた氏の役割なのだそうだ。陸上の末續選手の執拗なまでの鳥肉へのこだわり、男子選手と同じトレーニングをした結果どんどんと体が小さくなって行く女子水泳選手などなど実例がいちいち生々しい。

もちろん本書には、サラリーマンや学生、高齢者らが注意すべき食事方法、サプリメントの賢い取り方など明日から使えるネタも多く含まれる。この手の書籍の常として、網羅的な説明がなされていない(ちょこちょこあちこちをつまみ食いしたような記述となる)点が気になるものの、栄養素の九州メカニズムといったシステム全体の説明から入っているあたりは非常にシステマティックで好感が持てる。下手なダイエット本よりも、こちらを読んだほうがよほど参考になろう。

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