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2013年2月

2013年2月26日 (火)

02/26 当サイトにおける「廃墟」コンテンツ終了の件

お世話になります。亭主です。

このたび、長らく更新を停止していました当サイトの「廃墟」のコーナーを、正式に終了・削除させていただきました。
「廃墟」のコーナーは当サイトの人気コンテンツのひとつでありまして、"Plannet ACT.3"より多くの皆様にご好評をいただいておりましたが、昨今のコーナーそのものの「廃墟ぶり」が目に余り、今般のサイトリニューアルの機会に終了とした次第です。

「四季旬菜どむや」のメインコンセプトである「間違った和風」を具体的に表現したコンテンツということで、本コーナーを終了するに際してはいくらかの葛藤もありました。ですが、時代が移り、亭主を取り巻く状況もまた移ろっていくなかで、やはりサイトもまた新しく生まれ変わっていかなければならない・・・と気持ちを切り替えることにしました。

あらためてコーナーを眺めておりますと、かつてはネットのあちこちに見られた「面白ネタサイト」的な悪ノリに、そうそう、昔はこういうサイトばかりだったよなぁと懐かしさを覚えました。「吉牛士一級への道」、「サカムクレトンガリキッズ」「ハッピーハッピーうさちゃんフェア」あるいは「ヤングオデオン」・・・。ネット黎明期に綺羅星のごとく輝くサイトは今も亭主の心に・・・って、うわ、なんだかんだ言って結構サイト残ってるじゃないですか懐かしい―――

―――えー、そんなこんなで、当サイトはまだまだしぶとく、続きます。

1996年開設ですから、もう17年になるのですね。

2013年2月23日 (土)

02/23 Kindle Paperwhite 3G その3

Kindle Paperwhite 3Gを購入し、約2週間が経とうとしております。
通勤の読書に使っているほか、広島への出張に持っていくなどほぼ毎日持ち歩いています。家はもちろん、職場の昼休み、通勤の電車、出張移動の飛行機などあらゆる場面で活躍しています。コミック、文庫、雑誌の記事などAmazonで1-clickで購入-転送できるため、際限なく購入しそうになっては我に返る毎日。特に、当初の予定であるOne Pieceは、すでに1〜20巻を購入していて、ここ2週間で読み終えています。もちろんコミックだけではなく、活字もしっかりと読んでおります。

以前に「読みにくい」と評していたE-Inkの画面については、なんとなく読むコツがわかってきました。活字と相対する場合には、画面と視線を直角にするのではなく、あえて画面を斜めに、傾けるほうが読みやすいようです。

20130223kindlepaperwhite.jpg視線を固定しないよう、画面をゆがませつつ、また周囲の景色なども視野に入れつつ詠むと、目の疲れが軽減するように思います。お持ちのかたはぜひお試しください。

2週間ほど使ってみて、Kindleの存在価値といいますか利点といいますか、また使いどころとでもいいましょうか、使ってみての良い点・悪い点が次第にわかってきたように思います。

まず良い点。AmazonとKindleが非常にシームレスにつながっている点。AmazonでKindle向けの書籍を1-Clickで購入でき、自動的にKindleに向けて配信してくれる点でしょうか。購入した本はAmazonのサーバーにすべて蓄積されていて、たとえKindle本体から書籍データを消したとしても、サーバーから再度ダウンロードすれば何度でも読むことが可能です。しかもAndroidやiPhone, iPadにKindleアプリをインストールしていれば、書籍はどの端末でも読めますし、同時に複数の端末で読むことも可能です。すべてのデータがAmazonのアカウントを基点として管理されているので、たとえば機種変更したりハードウェアが壊れた場合でも購入したデータは失われません。この徹底的な利便性のこだわりが圧倒的な使いやすさへとつながっているように思います。冊数が多くて、紙で持っているとかさばるコミックでの恩恵が特に大きいです。

さらに良い点。Kindle Paperwhiteに限って言えば、端末が非常に軽く、見やすい程度に大きく、さらにバッテリーの持ちが良いのは大きなメリットになるでしょう。E-Inkはページ書き換え時に暗転するというハード上の制約があって、亭主自身これが邪魔になるかと心配していましたが、慣れれば全く気になりません。メニュー操作時のインターフェースにわかりにくい(表示されているものですべてか、それともスクロールして残りの項目があるのか判断できない)部分があるものの、普通に電子書籍を読む限りは無視してもなんら問題ありません。さすがに読むことに特化したハードです。

悪い点は、やはりKindleストアのタイトルがまだまだ少ないところ。大手出版社からぼちぼちと人気のタイトルが出ているようですが、まだまだ足りない、というのが正直な感想です。電子書籍化されているかはわかりませんが、個人的にはちくま文庫、講談社学術文庫、平凡社ライブラリー、晶文社あたりの絶版に近いタイトルが入手できるとありがたいです。いやちくま文庫や晶文社などはその装丁の美しさ・本棚に並べた際の統一感を考えるとむしろ書籍で欲しいところですが・・・プレミアがついているような本を古本屋で買うならば、電子書籍で買ったほうがよいかと思います。いや、マニアならば古本屋でも買うし、Kindleでも買うかな。

目が疲れるといった問題は、正直電子書籍の宿命のようなもので、これを「悪い」とするのは芸がないように思います。うえで示したような方法で各自工夫するのがよさそうです。

2013年2月21日 (木)

02/21 スマートフォンをアイデアプロセッサとして使う・・・使えるのか?

スマートフォン、特にその先駆けであるiPhoneが、パソコン(PC)に不慣れな人たちにPCと同等の機能と、利便性を与えた点は大いに評価されるべきだと思うのであります。

故ジョブズの功績をつづったムック「スティーブ・ジョブズは何を遺したのか(林信行、日経BP)」において、林氏がジョブズを「パソコンを生み、進化させ、葬った男」を評したように、スマートフォンが、これまで多くの人たちにとって悩みの種であった「パソコンを使うための努力」を最小限にしたことは、やはり画期的「発明」だと思うのですね。

PCが手のひらに納まり、気軽にあちらこちらと持ち出せるようになると、亭主などはやはり「アイデアプロセッサ」としての活用を考えるわけです。ふと思いついたアイデアをその場で気軽に打ち込み、自らのなかにあるもやもやとした「何か」をすっきりさせたい。亭主自身これまでにSigmarionやNetwalkerなどのモバイル機器を使ってきたのですが、残念ながらもやもやとした「何か」をすっきりさせるには至っていませんでした。

スマートフォンならば、もしかしたら・・・という期待。ですが、掲示板「1000ZXLちゃんねる」でのPCオーディオを巡る議論のなかで、スマートフォンもまた亭主の期待するものではなかったと痛感したのでした。

確かに、スマートフォンはアイデアプロセッサとしての機能を持ちうると思います。しかし生み出されたアイデアを検証し、推敲し、言語化するという機能に関しては圧倒的に弱いのですね。

たとえば、スマートフォンは、インターネットに接続して様々な情報を得ることができます。しかしそれら情報は、検索の結果としてひとつの小さな画面のなかに表示されるのみであって、他の情報と交互に比較したり、あるいはもっと単純に「その情報のリンク先」を取得したりといったことすら容易ではありません。自らのアイデアを、他の様々な情報と比較・評価することで検証するという機能が、スマートフォンでは実は結構面倒なのです。

あるいは、スマートフォンに自身のアイデアを文章として入力したとしましょう。漠然としたアイデアを他者に理解してもらうには、文章全体を眺めつつ、不要な部分を削除し、必要な部分を加筆するといった作業が必要です。他者に理解してもらうだけではなく、自らのアイデアをより明確に、簡潔に、順序だてて説明するため推敲は必須なのですが、スマートフォンの小さな画面、小さな文字から文章全体を、また文章のある部分に着目して言葉を直していく作業は、タッチパネルというインターフェースではかなり骨の折れる作業なのです。

それ以前に、スマートフォンには、自らの思いを滞ることなく言語化するための入力メソッドが用意されていません。多くのスマートフォンで標準で実装されているフリック入力、あるいは小さな画面の中に所狭しと並べられたソフトキーボードでの文字入力に、亭主自身どうしても慣れることができません。文字入力の手間を軽減する予測変換も煩わしいだけ、漢字、ひらがな、カタカナ、英字、数字あるいは記号を次々切り替えてのフリック入力は、入力ミスの多さも手伝って効率が悪いことこの上ありません。

言うまでもなくわれわれは、それら面倒や骨の折れる作業や、非効率を解消するデバイスをすでに知っています。

様々な情報を取り出し、比較表示するためのディスプレイ、文章の任意の位置にカーソルを移動し、容易にカットアンドペーストを可能とするマウス、そしてミスタッチを最小限として(慣れれば)自在に自身の思いを言語化するキーボード。

残念ながら亭主は日ごろ自宅でPCを使う時間帯が夜の22:00〜24:00と限られていて、しかもアイデアをその場でしたためるほどの元気もないため、なかなか長文をものして議論に参加することができずに居ます。

おそらくこのもどかしさはスマートフォンに限らず、モバイル一般に言えることと思われますが・・・結果的にアイデアは文書とならず、抜けるような青空へと雲散霧消。日々のむなしさの一端は、もしかしたらこの辺にあるのかもしれません。

2013年2月17日 (日)

02/17 【読】 「〔新版〕ドラッカーの実践経営哲学(望月護、PHPビジネス新書)」

「〔新版〕ドラッカーの実践経営哲学(望月護、PHPビジネス新書)」

世界最高の叡智といわれ、その実践性から多くのビジネスマンより信頼を受けるドラッカーのマネジメント論を、多忙なビジネスマン向けに短時間かつ要点のみ把握できるようまとめた書。日本におけるドラッカー研究の第1人者として知られる著者が、実際の企業事例を元にドラッカーの経営哲学をわかりやすく解説している。2002年9月にハードカバーが刊行され、2010年7月に新書版として復刊されたものが本書となる。なお、望月氏は2003年に逝去している。

難解とされ、「積読」状態とされることも少なからずあったドラッカーの著作。ライトノベル仕立ての入門書がもてはやされたり、果ては映画にまでなったといえばマネジメント論を、多くの事例によってわかりやすく読み解いたものが本書となる。大航海時代のオランダに端を発する「株式会社」の歴史から始まる本書では、「経営側」や「顧客」「従業員」「社会全体」など様々な側面・視点からビジネスのの本質に切り込んでいく。本書導入部においては(視点をつぎつぎと変えるせいか)説明がやや散漫で、少しでもマネジメントをかじった人には「釈迦に説法」といった印象があるものの、以降は話題・論点が次第に集約する。豊富な事例が理解を助けるため、中盤以降は非常に読みやすい。いわゆる「初心者」にも理解しやすい内容となっている。

亭主自身、ドラッカーのマネジメント論については本書で初めてその一端に触れている。読み始めは歴史の教科書を読むようであり多少かったるいが、そこを乗り越えるとサクサクと読み進めることができた。読書のスタイルとして、本に折り目やアンダーライン、付箋紙などをつけない亭主だが、中盤以降はもうあちこちに折り目をつけ、印象的な言葉、しっくりとくるフレーズをチェックしてしまった。その一つ一つが示唆的であり、現在の亭主の会社のありかたと対比すれば、いかに弊社が時代遅れであるかが良くわかる。あるいはドラッカーを意識したと思しき幹部の言葉や方針が、いかに上っ面をなでただけのものかがはっきりとわかる。

いやはや。

大変に勉強になった一方で、経営幹部や関連事業所のヘタレぶり(それは当方が漠然と考えていたことでもあった)の理由がわかってしまった、という意味において実に微妙な本。いっそ部下を率いて独立すべきか(苦笑)(

2013年2月15日 (金)

02/15 【読】 「つげ義春の温泉(つげ義春、ちくま文庫)」

「つげ義春の温泉(つげ義春、ちくま文庫)」

漫画家にして生来の旅人・つげ義春が、1960年代から70年代にかけて旅した日本の温泉宿を、豊富な写真と紀行文によって記した書。青森から九州まで、鉱泉を含む鄙びた温泉の情景をカメラに収めた「写真」の部と、つげ義春の人生観を旅とあわせて語る「エッセイ」の部からなる。2003年にカタログハウスから出版されたものから、漫画4編を削除したほか大幅な再編集がなされている。2012年6月刊。

もともとぱらぱらと本をめくったりして先読みをあまりしない亭主。大ファンであるつげ義春氏の本とあれば、さらに大事に、かみ締めるように読みたいと思っていた。ページをめくって現れたのは、昭和40年代から50年代にかけて撮影されたと思しき温泉宿や路地、あるいは風呂場の風景だった。昭和40年代から50年代・・・といえば亭主が生きた時代でもあるし、たかだか50年前(そう50年前なのだ!)の風景なのだから、当時の情景は明確に覚えていようと思ったのだが・・・

つげ氏のカメラに映し出された50年前の世界は、まるではるか遠い過去の時代、明治時代のようにも思える風情だった。いや風情というのは美化が過ぎる。色あせた写真の中に見えたのは、僻地にしがみつくように、はいつくばるようにして生きている人々の生々しい生活風景と、まるで背景へと消え入りそうなほどに生命力に乏しい人々の姿。つげ氏がこよなく愛した、絶望の情景が余すことなく記されている。

後半は、前半の写真と併せても味わえるエッセイ。紀行文であるとともに、過去のエピソードや執筆活動の裏話などが巧みに織り込まれている。現実に背を向け、社会から隔絶された温泉という場所で孤独な生活を送りたいという氏の逃避願望が、旅というキーワードと密接に関連しているあたりが興味深い。素朴だが味わい深い文章表現は、まるで読者がつげ氏の漫画世界に入り込み、自ら旅をしているようなリアリティすら感じさせる。写真に魅了され、また味わい深い文章に魅了された亭主、こみ上げるノスタルジーを抑えることができずしばらく何にも手をつけることができなかった。亭主の生まれた、そして少年期を過ごした時代は、これほどまでに貧しく、絶望的な時代であったのかと・・・。

つげ氏を道案内とした、過去に向けての魂の旅。

02/15 【読】 「非常識マラソンマネジメント-レース直前24時間で30分速くなる!-(岩本能史、ソフトバンク新書)」

「非常識マラソンマネジメント-レース直前24時間で30分速くなる!-(岩本能史、ソフトバンク新書)」

ランニングチーム"club MY☆STAR"代表。多くの市民ランナーを指導しているほか、自身もフルマラソン、ウルトラマラソン(100km超の超長距離マラソン)で健脚を振るう岩本氏が、初心者〜中級者向けに大幅なタイム短縮を実現するためのノウハウを伝授したもの。ちなみに岩本氏は本書の前に「非常識マラソンメソッド」という本も上梓している。

前作「非常識マラソンメソッド」は、マラソン経験のない一人の女性が、フルマラソンを3時間13分で走れるようになるまでの練習メニューを紹介することで、これまで「常識」といわれてきた練習方法の問題点を指摘し、より効果的な練習方法を提案した。これに対して本書では、レース10日前からレース当日、さらにはレース中における身体のマネジメント方法を紹介し、多くの市民ランナーたちがあたりまえに実施していることが、実はレース終盤のペースダウン、ブレーキにつながっていると説明している。ペースダウンの原因は、単純に言えば「疲労」。レース前には疲労をなるべくためこまず、レース中・特に前半はなるべく体力を温存することによって、大幅なタイム改善が可能なのだそうだ。

改善ポイントは大きく分けて「レース10日前〜1日前」「1日前〜当日」「レース直前」そして「レース中」。それぞれのシーンに応じ、練習法、休息法、あるいは身体づくりのコツを解説している。前作に見られたハードなトレーニングに対し、本書に書かれている内容はいずれも「休む」ことを主眼とする。そのため、マラソン当日に向けて練習をつんできたランナーにとってはむしろ「実行しやすい」内容といえる。「非常識」と銘打ってはいるものの、説明がしっかりとなされているので理解もしやすい。なお本書には走り方の実例として「ホノルルマラソン」「東京マラソン」のコースの攻略法についても解説している。ホノルルマラソンに参加したことのある亭主、コースの様子がありありと思い出されて実に参考になった。

亭主自身、前半に飛ばしすぎた結果、後半にスタミナ切れでペースダウンするタイプのランナーだったりする。自身の体験と照らし合わせてみるに、成功体験、失敗体験ともになるほどと思い当たるところが多くあった。次のレースではぜひ本書の内容を試してみたいところ。

2013年2月12日 (火)

02/12 Kindle Paperwhite 3G その2

Kindle Paperwhite 3Gを購入、さっそく通勤時間や昼休みなどに読んでおります。
目に優しいとふれこみのE-Ink。確かに、柔らかな光は、これまで気になっていた液晶のぎらぎらした画面とは異なります。

20130212kindlepw3G1.jpg
ただ、やはり読みにくい。お堅い内容の文章を読んでいる、ということもあるのですが、読んでいても活字の上を目がすべるだけで、ちっとも頭に入ってきません。

なぜだろうと文庫本を取り出し、読んでみることに。

20130212kindlepw3G2.jpg
うんうん。

20130212kindlepw3G3.jpgうんうん。内容が紀行文であるということもありますが、よく頭に入ってきます。なぜか目が疲れません。

Kindleの場合、端末を手の上にしっかりと固定して、視線だけを動かすようにして読んでいるのですが、本の場合には見開きを中心として右、左と、本を少し傾けつつ読んでいるようです。Kindleよりももっとずっとダイナミックに本も、視線も動いていて、活字と目の間の距離に、また活字の大きさやゆがみ方、視線の角度に微妙な遊びがあるように感じました。この遊びが目の疲れを和らげて、長時間読むことを可能にしているのかもしれませんね。

ちなみにKindleではコミックも読めます。

20130212kindlepw3G4.jpgお堅い文庫本より多少読みやすいのは、絵の中を視線がうろうろと動くからでしょうか。

実は亭主、携帯機との相性はあまりよくありません。生涯で携帯機を持ったのは数えるほどしかなく、Gameboy(初代)は大学時代に平安京エイリアンとメトロイドIIを買ってプレイしたきり同期に売ってしまいましたし、PSPももじぴったんとルミネスを買ってプレイしたきり弟に譲ってしまいました。どちらもゲームをしていて視力が極端に低下したからです。Kindleとはなんとか視力を落とさずに付き合っていきたいものです。

ところで。

Amazonで購入できる電子書籍のデータは、Amazonのアカウントさえあれば、Kindleでも、スマホでも利用できるようです。たとえばAndroidにはKindleアプリというのがあって、Kindle Paperwhiteで読んでいた本のページなどを引き継いで、Kindleアプリでも続きを読むことが可能です。もちろん本を読む際には電子書籍のデータをダウンロードする必要がありますが、一度購入したものはPaperwhiteとAndroid、双方にダウンロードしても問題ありません。

注意すべきは、このKindleアプリを使ってAndroidで電子書籍をダウンロードする場合、(3G回線を使うため)ダウンロードにかなりの時間がかかる点(Wi-Fiからダウンロードするのがオススメです)、それとKindleアプリと電子書籍データをAndroidの本体メモリにローディングするため、本体メモリに充分な空き容量が必要な点。

ちなみに、亭主のInfobar A01にKindleアプリをインストールし、さらにコミックをダウンロードして読んでみたところ、アプリ起動時からOSが「応答なし」の状態を繰り返して使えたものではありませんでした。コミックそのものもページをめくるのにいちいちフリーズし、アプリそのものを終了してもOSが不安定なままでした。当初はKindleアプリの完成度が低いためと思っていたのですが、Infobar A01のメモリ容量を確認したところ、空きが50Mbyteちょっとしかなく、70MB近いコミックの電子書籍データを再生することそれ自体が無理筋であることがわかった次第。

大変失礼いたしました>Amazonさん

もちはもちやといいますが、まずはKindleを有効に活用していく方向を模索します。明日から出張ということで(紙の本数冊とあわせて)Kindleを持ち出してみる予定。はてさて、どうなりますことやら。


2013年2月11日 (月)

02/11 Kindle Paperwhite 3G

以前からあちこちで叫んでいた件です。

20130211kindlepw3g1.jpgKindle Paperwhite 3D。いわゆる電子書籍リーダー。

20130211kindlepw3g2.jpg買いました。

20130211kindlepw3g3.jpg
亭主自身、以前からOne Pieceの全巻大人買いをもくろんでおりました。コミックスを買えば場所もとるし、買うならば電子書籍版にしようと心に決めて、Kindle(Fire HD / Paperwhite 3G)が良いかiPad miniが良いかと情報を集めておりました。そもそも亭主自身はiPadで青空文庫をダウンロードしたり、電子書籍ストアBook Walkerでコミックスを何冊か購入したりと電子書籍とはこれまでもそれなりに付き合っていました。ただ、iPadは現在もっぱら妻が活用していて、自分専用の電子書籍リーダーが欲しかったのです。

妻がiPadを使い始める前は、iPadを持ち出しては電車などで電子書籍を読んでおりました。何冊か読んで思ったのは、まず液晶画面というのが思った以上に目によくない、ということ。活字を読んでいても、バックライトがぎらぎらとしてとにかく疲れました。また、iPad自体結構重いため、長時間もっていられなかったり、テーブルなどに置けば今度は首が疲れたりということもありました。ならば、なるべく目が疲れず、軽量なPaperwhite 3Gがよかろうと思った次第。

Amazonからお急ぎ便で購入したところ、翌日の午後には到着。内部にはすでに当方のアカウントが登録されていたため、言語の設定、Wi-Fiの設定をするだけで、あっさりとセットアップが完了しました(セットアップ後ファームウェアのアップデートに時間がかかったのはご愛嬌)。AmazonのKindleストアで本や雑誌記事を何冊か購入したところ、Kindle内に自動的に本がアップロードされて読める状態になりました。これは便利。もちろんKindle内でも本を買うことは可能ですが、インターフェースがちょっともっさりしているのでパス。

今日はまだ忙しく、内部をいじるところにまではいたっておりません。あさってより出張のため、3Gの性能含めていろいろといじってみる予定です。

20130211kindlepw3g4.jpgちなみにKindle Paperwhite 3Gの内蔵メモリは2Gbytes。ただしユーザに与えられているメモリは実質1.32Gbytes程度に制限されています。たとえばコミックなどは60〜70Mbytesあるため、実際問題として当初の目論見であった「One Piece全巻大人買い」は無理のようですね。ならばどうして買ったのか・・・といえば、やはり液晶画面の目への負担が気になったからにほかなりません。

One Piece全巻大人買いは、Amazon側にデータを保持し、適宜必要なときにダウンロードして読む方法が使えると期待しています。

大きさは文庫本サイズ。手に持つと、手指にしっくりと馴染む適度なやわらかさ、抵抗があって持ちやすいです。ユーザーインターフェースは比較的直感で操作できるものの、操作した際に反応が返ってこないためにタップやスワイプなどの動作が果たして確実に実行されたのかがわかりにくいのが惜しいです。これはiPadのほうが良くできています。

なお他のサイトのユーザレビューをみていると、必ずしもカバーが要るわけではないようです。デジタルグッズの中には使っているうちに指紋べたべた、あちこちぶつけて傷だらけという状況に陥りやすいものもあって、カバーは必須かなと思ったのですが・・・とりあえずモバイル小物を持ち運ぶ際のウレタン製のポーチが手元にあったので、これに入れて持ち歩いてみます。

2013年2月 9日 (土)

02/09 【読】 「自己プロデュース力(島田紳助、ヨシモトブックス)」

「自己プロデュース力(島田紳助、ヨシモトブックス)」

2007年3月、NSC(吉本総合芸能学院)で一度だけ開催された島田紳助の特別講義を、文章として書き下ろしたもの。同内容はDVD「紳竜の研究」にて映像で収録されているものの、より幅広い読者に伝えるのは本のほうがよかろうと、スタッフが紳助に対し粘り強く交渉した結果実現したのが本書となるそう。2009年9月刊。

紳助・竜介のコンビとして一世を風靡し、その後もタレント、司会、プロデューサ、起業家として辣腕を振るってきた島田氏。そのデビューはまさに「計算づく」のデビューだったことが本書によって明らかとなる。面白いと思う漫才を徹底的に研究し、漫才の対象を25〜30歳の男性と定め、大事な場面において必ず結果を残すよう、ひたすら勝ちにこだわることで現在の名声を勝ち得てきたのだという。NSCに通うお笑いの卵たち、M-1の2回戦すらも勝ち抜けないいわば「おちこぼれ」たちに島田氏は痛烈な言葉をあびせかけ、そして自らがこれまで勝負に勝ち続けてきたノウハウを惜しげもなく披露する。

もちろん、島田氏の手法をそのまま真似ても、島田氏の物真似としかならない。漫才ブーム以降めまぐるしく変わるお笑いの世界で勝ち抜くためには、若手自身がどのように自らのスタイルを見出し、努力し、勝ち上がっていくかのヒントが氏の言葉に詰まっている。 島田氏がこれまでに「おっ」と思った若手はダウンタウンだけだったそう。他の若手たちには残念ながら才能も、また才能を補う懸命の努力もなかったとのことだが、しかしそれが人間の価値というわけではない。たとえば島田氏の経営する飲食店の店長になった漫才師がいる。石垣島にカフェをだした者も居る。島田氏の様々な方向への挑戦は、同時に若手の可能性を見出し、育てる場でもある。

デビュー当時の島田氏が、勝つためのあらゆる方策を講じていてきたという話、真実かどうかはわからない。もしかしたら最近になって思いついたことかもしれないし、背後にブレーンがいる可能性だってある。それでも文句が言えないのは、島田紳助氏自身がずばり成功者だから。これに尽きる。

他人に勝つための方策は、亭主のようなビジネスマンにとっても喫緊の課題である。ある種「やりたい放題」の芸能界とは違って、会社つとめの身にとっては、ルール破りのゲリラ戦法はリスクが高すぎる。それでもついやってみたくなってしまうのは、島田紳助がカリスマだからということのかもしれない。(2013.02.08) 

2013年2月 8日 (金)

02/08 【聴】 Programmiert / AtomTM, Rather Interesting(RI068)

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亭主のサイトではすっかりおなじみ、チリ在住のテクノ/エレクトロニカアーティスト、Atom Heartが、自らのレーベルRather Interstingからリリースしたエレクトロニック・ファンクのアルバム。2011年発表。全11曲。

Senor Coconutsではデジタル・ラテン・ビートを、Atom Heartでは実験音楽風アンビエントを・・・などなど様々な名義を使い分け、様々なサウンドを志向するAtomTM。本作ではファンキーでアシッドなエレクトロニカをフィーチャーしている。彼が国内で知名度を高めたアルバム"HAT" (細野さん、Atom Heart, テツイノウエのユニット)のサウンドに非常に近いといえば良いか。ぜんぜん関係ないがM5 "Effekthascherei"のオープニングは坂本龍一の"Fieldwork"のサンプリング。エフェクトのかかりまくったスネアの連打にダビーなバスドラが続く。実に味わい深い。

2013年2月 7日 (木)

02/07 【聴】 Grand Blue / AtomTM & Tobias, mule musiq(mule musiq CD 38)

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Senor Coconuts名義の活動が最近はことに有名。チリ在住のテクノ/エレクトロニカアーティスト、Atom Heartと、ベルリン出身のミニマル・ハウスクリエータ、Tobiasのコラボレーションアルバム。新潟のホテル、グランブルーのロビーにある1台のピアノとキーボードで奏でられた即興演奏を収録したもの、とのこと。全9曲(解説はamazonより)。

ロビーで録音されたもの、ということで様々な環境音が収録されているアンビエント。ミニマルなピアノの調べとロビーにつどう人々のさんざめきが、絶妙なバランスで奏でられている。もちろん内容は「生録」ではなく、二人のアーティストによる音のコラボレーション。達人らによる無調の音楽は、AtomとTobias自身が風景の一部となったかのような、逆説的なリアリティを生み出している。

2013年2月 6日 (水)

02/06 【読】 「戦国武将の謎に迫る!諏訪大社と武田信玄(武光誠、青春新書)」

 「戦国武将の謎に迫る!諏訪大社と武田信玄(武光誠、青春新書)」

明治学院大学教授。日本古代史を中心とした日本文化研究を専門とし、歴史に関する著書を多数執筆する氏が、長野県諏訪地方を中心として全国的に信仰される諏訪大社と、現在の甲府市近辺を本拠とした地方武士である武田信玄との関わりについて解説した書。2012年10月刊。諏訪大社の主祭神であり風の神、農耕の神、水の神、山の神、狩猟の神など多様な要素を持った建御名方神がなぜ武神として祭られるようになったのか、本来諏訪の出自ではない武田信玄が、なぜ諏訪大社を信仰し、また手厚く保護したのかを明らかとする。

書名には「戦国武将の謎に迫る!」となかなか刺激的な言葉が使われているものの、本書の主眼である「諏訪大社と武田信玄のかかわり」に関しては実のところ謎というべきものは何も無い。平安時代から鎌倉、室町を経て江戸時代まで至る武田氏の系譜と、古代からの祭礼を連綿と継承し続ける諏訪氏(上社の祭礼を取り仕切る)と、金刺氏(同下社を取り仕切る)の系譜とを、史実に沿って、また時系列にたどればその理由はおのずと明らかになる。古代の首長が歴史の流れに沿って武士となり、また武将となって地方の武士たちを束ね、国盗り合戦へと発展していく様は、歴史好きにとっては壮大なノンフィクションであり、興味の無い人にとっては学校の歴史の教科書を読むような感じすらするだろう。

一方、天下の奇祭・御柱祭の詳細やその意味、諏訪信仰の前に存在したとされる土着の神、ミジャグチ神などについてはまったく触れられておらず、民俗学的な見地が欠けている点は特記すべき点といえる。おそらく不確実な部分、文献などで検証ができない部分にはあえて踏み込まず、戦国時代にその論点を絞ったのだろう。ただ、「謎」という点ではこちらのほうが圧倒的に謎であり、また多くの古代史ファンの興味の集まる部分だろう。一切の想像を許さない生真面目な構成をよしとするか、いまいちとするかは評価の分かれる部分かと。

いくつか苦言を呈するならば、1点は図表が多いものの本文とあまり関連付けがなされていない。小ネタというか、周辺情報を提示しているのだろうが、説明不足。もう1点はケアレスミスが散見されること。急いで書いたのだろう、人名が混乱している部分があった。

02/06 【聴】 From Pulse 2 Pulse / SERi, 414East Recording(414ECD-002)

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2012年5月、1stアルバム"Time and Space"でデビューしたShigeru SerizawaことSERiが、9月に2ndアルバムをドロップした。相方であるM.Fukuda, 静岡を中心として活躍するMaster Master、ネット・レーベルを主宰するSOL、関西のアシッド・マスターKick.Sらのサポートによって完成したアルバムは、シンセやリズムマシンのノリにこだわった意欲作。

一聴するとシンプルなアシッド・テクノ。素直な音色とミニマルな構成に「日本のテクノ」らしい様式美を感じる。ヒップホップばりの裏拍や、フランジャーによる揺らぎなど随所に工夫も見られて良くも悪くもフロア向け、DJセットに組み入れてつないでいくタイプのトラック集といったところか。

2013年2月 3日 (日)

02/03 【聴】 Songwriter Crusader / 渚 十吾, Echo Mountain(EMCD-002)

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音楽プロデューサー/クリエータとして活躍。クラブ・イベント、エコー・マウンテン・パーラー(昨年11月に終了)主宰としても知られ、鈴木慶一氏からも絶賛を受ける渚十吾の最新作。2012年9月リリース。前作「君の口笛は大空に」から続くヴォーカルアルバム。

毎回様々な趣向を凝らし、スタイリッシュかつ実験的な音楽を志向してきた渚氏。本作では前作のコンセプトを押し進め、まるで「青春賛歌」とでもいいたげな方向へとアプローチしている。ポップスだったりジャズだったり、あるいはインダストリアルっぽかったり―――様々な楽器や音源を駆使したお洒落なトラックと、渚氏自身による朴訥とした(しかしどこか斜に構えた)ヴォーカル。韻を踏むライムがどこか人を食っている。学生の日常を切り出したようなサウンドトラックは、むしろ学生時代から離れれば離れるほどに心地よく響く。面白い。

はるか過去の記憶、ぐるぐると渦をなして次第とそのディテールとコントラストを失っていく記憶の中から、レコードの逆再生のように現れる映像は、つねに思いがけず、またいくらかの脚色をもって脳内のスクリーンに投影される。その像は果たして亭主の記憶か、それとも渚氏の記憶か。

2013年2月 2日 (土)

02/02 おやきの思い出

昨晩、妻がホームベーカリーで次の日の朝食のパンを焼こうとして、あやまってドライイーストをセットせずにスタートボタンを押してしまったようなのです。まはろくんと散歩中、機械が小麦粉を捏ねてしまった、どうしようと電話があったので、それなら新しいのを作り直そうと提案しました。捏ねてしまった小麦粉はどうしよう、というので、とりあえずビニール袋にいれてとっておいてもらいました。

さあ、捏ねた小麦粉をどうしようか、などと構想していたら、今朝、ホームベーカリーがパンを焼く間に、妻が小麦粉をフライパンに落として、ホットケーキのようなものを作ってくれました。

材料は、小麦粉、水。以上。ただし小麦粉には少量ですがお砂糖が入っている様子。

なにか良くわからないものができたけど・・・と不安げな妻、ですが一口食べた亭主、とても懐かしい気持ちになりました。

子供の頃、祖母がつくってくれた「おやき」がまさにこの味でした。

「おやき」といいますと、今では観光用に野沢菜だとか、ナスだとか、かぼちゃなんかが入ったものが売られていて、ちょっと固めの中華まん、という食感を真っ先に思い浮かべる方が多いと思います。ですが、亭主が子供の頃、祖母がおやつにつくってくれた「おやき」は、小麦粉を水に溶かして練って、それをフライパンで焼くという非常に素朴なものだったのです。

味が無かったので、当時は砂糖をつけて食べました。

食べ過ぎると胸焼けがしますが、子供のころはこれがおやつであり、ご馳走だったんですね。

妻がつくってくれた「おやき」をしみじみ食べてみるに、砂糖が少し入っているのでほんのりとした甘みで、これはこれで食べられるのですけれど・・・、なんというか、なんとなく、物悲しくなりました。

まずくはない。まずくはないけれど、美味しいともいえない。牛乳もバターも、卵すらも入っていない。

小麦粉と水だけでつくった、こんな粗末なものを、昔は喜んで食べていたんだな。

妻の失敗と、失敗を埋め合わせる労作にそんなことを言ってはいけないのですけれど、亭主にとってこれは、小学生時代によく味わった懐かしい味で、味以前にこみ上げてくるものがありました。妻には「なつかしい、子供の頃食べた味だ」とだけ言ってあります。この「おやき」を食べていると、祖母が台所に立ってフライパンで小麦粉を焼いている姿、そしてそれを待っている3人兄弟の姿が、まるで白黒映画のワンシーンのように思い出されました。

映像はほとんど覚えていないけれど、舌は味をしっかりと覚えていたみたいです。

思えば遠くに来たものだ。

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