« 02/15 【読】 「つげ義春の温泉(つげ義春、ちくま文庫)」 | トップページ | 02/21 スマートフォンをアイデアプロセッサとして使う・・・使えるのか? »

2013年2月17日 (日)

02/17 【読】 「〔新版〕ドラッカーの実践経営哲学(望月護、PHPビジネス新書)」

「〔新版〕ドラッカーの実践経営哲学(望月護、PHPビジネス新書)」

世界最高の叡智といわれ、その実践性から多くのビジネスマンより信頼を受けるドラッカーのマネジメント論を、多忙なビジネスマン向けに短時間かつ要点のみ把握できるようまとめた書。日本におけるドラッカー研究の第1人者として知られる著者が、実際の企業事例を元にドラッカーの経営哲学をわかりやすく解説している。2002年9月にハードカバーが刊行され、2010年7月に新書版として復刊されたものが本書となる。なお、望月氏は2003年に逝去している。

難解とされ、「積読」状態とされることも少なからずあったドラッカーの著作。ライトノベル仕立ての入門書がもてはやされたり、果ては映画にまでなったといえばマネジメント論を、多くの事例によってわかりやすく読み解いたものが本書となる。大航海時代のオランダに端を発する「株式会社」の歴史から始まる本書では、「経営側」や「顧客」「従業員」「社会全体」など様々な側面・視点からビジネスのの本質に切り込んでいく。本書導入部においては(視点をつぎつぎと変えるせいか)説明がやや散漫で、少しでもマネジメントをかじった人には「釈迦に説法」といった印象があるものの、以降は話題・論点が次第に集約する。豊富な事例が理解を助けるため、中盤以降は非常に読みやすい。いわゆる「初心者」にも理解しやすい内容となっている。

亭主自身、ドラッカーのマネジメント論については本書で初めてその一端に触れている。読み始めは歴史の教科書を読むようであり多少かったるいが、そこを乗り越えるとサクサクと読み進めることができた。読書のスタイルとして、本に折り目やアンダーライン、付箋紙などをつけない亭主だが、中盤以降はもうあちこちに折り目をつけ、印象的な言葉、しっくりとくるフレーズをチェックしてしまった。その一つ一つが示唆的であり、現在の亭主の会社のありかたと対比すれば、いかに弊社が時代遅れであるかが良くわかる。あるいはドラッカーを意識したと思しき幹部の言葉や方針が、いかに上っ面をなでただけのものかがはっきりとわかる。

いやはや。

大変に勉強になった一方で、経営幹部や関連事業所のヘタレぶり(それは当方が漠然と考えていたことでもあった)の理由がわかってしまった、という意味において実に微妙な本。いっそ部下を率いて独立すべきか(苦笑)(

« 02/15 【読】 「つげ義春の温泉(つげ義春、ちくま文庫)」 | トップページ | 02/21 スマートフォンをアイデアプロセッサとして使う・・・使えるのか? »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/602237/62503621

この記事へのトラックバック一覧です: 02/17 【読】 「〔新版〕ドラッカーの実践経営哲学(望月護、PHPビジネス新書)」:

« 02/15 【読】 「つげ義春の温泉(つげ義春、ちくま文庫)」 | トップページ | 02/21 スマートフォンをアイデアプロセッサとして使う・・・使えるのか? »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ