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2012年11月28日 (水)

11/28 【読】 「JOJOmenon(荒木飛呂彦+集英社Spur編集部、集英社)」

「JOJOmenon(荒木飛呂彦+集英社Spur編集部、集英社)」

現在はウルトラジャンプにて第8部「ジョジョリオン」が連載中。週刊少年ジャンプ連載開始以来実に25年目となった「ジョジョの奇妙な冒険」がファッション・ブランド情報誌"Spur"と組んで作り上げたファンブック。作者である荒木飛呂彦氏の素顔に迫るPart 1"Hirohiko Araki"と、ジョジョにまつわる様々な企画を集めたPart 2"Stand"の2部から構成される。

漫画家とその作品に集中的に光を当てた、いわゆる「ムック」とは少し異なり、ファッション雑誌らしいレイアウト、コンテンツが多く含まれるあたりが本書の特徴か。連載当時からまったく年をとらない荒木氏の甘いフェイスもあってか、氏の写真がふんだんに掲載され、個人の写真集のような趣も漂っている。内容もコアなマニア向けからジョジョをはじめて読むような初心者まで、また仙台・東京で開催されたJOJO展の最新リポートから二次創作まで、さまざまなジャンル・内容が網羅されていて、全方位を狙った編集方針がよく見える。写真も、イラストも、文章も多めで、当初期待した以上に盛りが多いのもまた本書の特徴だ。

特に注目すべきは荒木氏自身が語るジョジョ25年の歴史。デビュー作である「武装ポーカー」に端を発し、「魔少年ビーティー」「バオー来訪者」「ゴージャス・アイリン」を経てジョジョへとたどり着く経緯、作中のキャラクター・設定に関するこぼればなし、あるいは荒木氏自身の作品に対する思い・・・これまでのインタビューとは一線を画するボリュームが掲載されているあたりは、(亭主を含む)ファンとして快哉を叫びたいほどの充実ぶり。対談も、画家・山口晃、小説家・円城塔、そして俳優のクリント・イーストウッドと、文句のつけようがない。

一方で二次創作ものは(亭主が原作主義ということもあって)ぱっとしない。よしもとばなな氏による小説、ジョジョの各種エピソードを踏まえた句会、初めてジョジョを手に取る人(特に女性)を想定した作品解説などは、読み手としてどのあたりに期待をしたらよいのかがはっきりとわからない。小説は純文学的に、句会は同人ノリでと気分を変えつつ読めばよいのだろうとわかっていても、それぞれに追いついていけないあたりが歯がゆい。もちろん楽しめる人は楽しめるのだろうけれども・・・。

ノリ的にきついところもあるが、ジョジョの世界の奥深さ、間口の広さを感じながら読みたい

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