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2012年11月20日 (火)

11/20 【読】 「Jazzdomune(菊地成孔+大谷能生、Dommune Books|メディア総合研究所)」

「Jazzdomune(菊地成孔+大谷能生、Dommune Books|メディア総合研究所)」

インターネット発、クラブ・ミュージックのストリーミングサイト"Dommune"から配信された、菊地成孔と大谷能生による狂乱の特殊ジャズ番組"Jazzdomune"。薀蓄と爆笑のトーク、ひたすらに濃い選曲、最高5枚のアルバムを同時再生するDJ Mix、さらにターンテーブルであらゆるもの(アナログにあらず)を回す狂気のパフォーマンスから、「世界一の視聴者数」をたたき出したライブの模様を活字で再現したのが本作、とのこと。

「東京大学のアルバート・アイラー」などのジャズ講義、菊地のプロジェクトDate Course Pentagon Royal Gardenでのコラボなど、最近同時に居るのがよく見かけられる菊地と大谷。本作にあっても二人の息のあった掛け合いが楽しめる。もともとトークについては二人ともお手の物、毎回テーマにそってセレクトされた音楽をつぎつぎと再生しつつ、ジャズの巨人たちの悪口(失礼、当時の評判)だの、有名無名アーティストの珍盤名盤だの、あらゆるゴシップと薀蓄を語りつくす。もとよりストリーミングには放送コードなど存在しないことから、過激なトークが基本、デフォルト。本来ならば放送にて楽しむのが一番面白く、活字で冷静に読むものではないのだろうが、それにしてもやはり面白い。電気グルーヴの「メロン牧場―花嫁は死神」も相当に面白く、また狂気に満ちているが、狂気の度合いではこちらも負けてはいない。

なにしろストリーミングでは、ターンテーブルで寿司やらシャンパングラスやら、プチシューやらがくるくると回っている様が放送されたそうだ。

しかもターンテーブルの寿司を放送中に食ったりして。

しかも醤油までつけて。 あたりまえか。

本書(及びストリーミング)に登場するジャズミュージシャンは、マイルス・デイヴィス、チェット・ベイカー、スタン・ゲッツ、ジョン・コルトレーン、MJQ、ハービー・ハンコックなど大物だが、いわゆるコンサバなジャズ親父に軽視されがちな面子ばかりでもある。ジャズ以外にもジョン・ケージやらシュトックハウゼンやら、果ては歌謡曲などもプレイされることから、ジャズ親父にとってはさぞかし苦々しい内容だろう。ファンならばストリーミングで見て充分、残念ながら見られなかった人が、配信当時の雰囲気を楽しみつつ読むのが良いか。

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