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2012年6月 6日 (水)

06/06 【聴】 #1 plays japanese club classics / Version City Session, Pool(POOL-0009)

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名古屋発、鈴木一彰(プロデュース、DJ)、沼田ヨシタカ(DJ)、山下佳孝(Dr)の3人からなるジャズ・ユニット、Version City Sessionsのデビュー・アルバム。日本クラブ・シーンのクラシック・ナンバーをジャズ・アレンジしたものが本作となる。Jazztronikの"Samurai", Tei Towaの"Technova", DJ Krushの"Kemuri", 坂本龍一の"Riot in Lagos", Mondo Grosso+BOAの"Everything Needs Love", birdの"Game", T.P.O.の"Hiroshi's Dub"の7曲を収録。ゲスト・ミュージシャンとして渡辺ショータ(Pf)、大久保健一(Bs)、碓井雅史(T-Sax, Flute)が参加している。

メイン・メンバーの沼田がドラムを叩くほかはゲストによる演奏だったり、アレンジが吉沢はじめやSleep Walkerなどのテイストだったりと、クラブ・ジャズに近しいトラックが並んでいる。適度なスウィング感とシンプルな編成、端正なアレンジが品のよさを感じさせる。調性を原曲からあえてずらしていたり、メロディを変えていたりと随所に工夫が施されていて、いわゆる「原曲派」の皆さんがどう思われるかは微妙なところ。亭主自身原曲派ではないものの、Technovaの印象的なヴォーカルが舌足らずなサックス・アレンジへと変化していたのには少し戸惑った。聴くうちに戸惑いは薄れ、これもまた一つのヴァージョンと聴けるようにはなったのだが―――。音楽に対する「気持ちよさのツボ」はひとそれぞれ、彼らのアレンジがそのツボを押したか否かもまたひとによる。個人的にはもう少しハード・バップ的な黒さがあってもよいなとは思ったりもして。

もちろん、クラブ・ジャズの気持ち良い部分、勘所はしっかりと押さえてある。通好みの抑制されたメロディ、ボサノバやヒップホップを品よく仕上げるテクニックは手練れの仕事で、クラブ・ジャズファンには文句なく楽しめるアルバムかと。もっとも、ジャズファンには少し綺麗に聞こえ過ぎるかもしれない。(2012.05.29) 

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