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2012年2月24日 (金)

02/24 Mさんへのインタビュー(思考編)

前のエントリ、「Mさんへのインタビュー」について。
Mさんからのお話を(ある種強引に)ひとつの筋書きとして纏め上げるならば、今の会社員のストレス度が高い理由は

「限られた時間の中で、様々な仕事を、正確かつ完璧にやらなければならない」

からだと結論付けることが出来るのではないかと思います。
さらに、この筋書き、あるいはMさんのお話を眺めていると、その背後には

・労働時間の短縮
・ワークライフバランス
・メンタルヘルス

などの言葉が浮かび上がり、会社が、ひいては法律や、この国そのものがこれら言葉のもとに、社員を管理しようとしていることに気付くわけです。
もちろん、会社や国は、社員によかれと思って管理しているわけですし、そもそも労働時間の短縮にせよ、ワークライフバランスにせよ、それら言葉は(誰かが言い出した言葉であるにせよ)なべて社会の中で人々に支持され、コンセンサスを得てきた言葉なのですね。「労働時間の短縮」も「ワークライフバランス」も、もちろん「メンタルヘルス」も社会の中で問題提起され、人々の努力によって改善を繰り返してきたものです。ならば私たちは、私たち自身の言葉や行動によって私たち自身を苦しめているといえるのかもしれません。

もちろん、上の言葉は理念や理想として存在するのであって、現実には管理されるべきものではない―――と主張される方もおられるかと思います。「こうあって欲しい」が「こうあらねばならない」へと変化したこと、「こうあらねばならない」という基準や枠組みが生まれたことが問題の発端―――と考える方もおられて当然でしょう。しかし、Mさんのお話は、理想や理念はもちろん、基準や枠組みを否定するものではありません。むしろMさんを含めた社会全体が、豊かになりたい、幸せになりたい、家族や自分をもっと大事にしたいと思うことが、かえって私たちを苦しめる結果になっていることに気付かされるのです。


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