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2011年7月22日 (金)

07/22 【聴】 Power Drift Original Sound Track / SEGA, Wavemaster(WM-0648)

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SEGAが1988年に発表した体感ゲームシリーズのひとつ、パワードリフトのオリジナルサウンドトラックが「なぜか今頃」発売された。以前にも本作のサウンドトラックは(他のゲームタイトルとのカップリングで)発売されているが、今回は本タイトルのみ、というスペシャル版。未収録トラック、プロトタイプバージョン、セガサターン版の楽曲、そしてスペシャルアレンジバージョンを収録している。当時流行していたフュージョンの曲調を前面に押し出した全18曲。

以前サイトロン・レーベルからリリースされた音源は、メドレーの上に曲が充分ループせず(普通2ループくらいは欲しいものだ)、さらに音もあまりよくない、というファンにはかなり残念な録音となっていた。これに対し本作は、曲ごとに収録、2ループ、そして音質も昔に比べて向上している。どうやら基盤から直接録音した「こだわり」の作品らしい。

ただし、音質が向上した、ということは相対的に楽曲の出来そのものに意識が集まる、ということでもある。冷静に聴いてみると―――あちらこちらにアラが見えて、素直に楽しむことができなかった。OPM音源によるシンセブラスの抜けの悪さ、PCM音源によるドラム/パーカッションのエネルギー不足など、音質以前の、音源としてのつまらなさが露呈してしまった感じ。しかもどの曲も判を押したようにシンセブラスを多用していて、アレンジとしてもつまらない。同じく体感ゲームとして時代を切り開いたOutRun, Afterburnerのような完成度の高さが感じられず、かなり不満が残った。対するセガサターンバージョンではテクノロジーの進歩が感じられ、ディストーション・ギターのうねり、ピアノのタッチなど、随所に気配りがみられる。"Like the Wind"のスペシャルバージョン、手弾きを意識したアレンジがイカす。

ところでパワードリフトの楽曲のうち、何曲かはS.S.T.Band(セガサウンドチームによるフュージョン・バンド)によって編曲・演奏されていたはずだ。ライブアルバムほか何枚かのアルバムに分散して収録されていたと記憶している。これら演奏もあわせて収録してあると、さらによかった。(2011.07.16)

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