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2011年5月 6日 (金)

05/06 【聴】 Skull Disco - Soundboy Punishments / Shackleton & Appleblim, Rough Trade(XQCY-1009/1010)

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UKガラージの進化系と目される新しい音楽ジャンル・ダブステップの代表的アーティスト、ShackletonとAppleblimの共作アルバム。2枚組、全19曲。Disc2には、Ricardo Villalobosによる怒涛のミックス・テイクが収録されている。

アンダーグラウンドを中心としたダブステップ・シーンにあって、特に「暗い」「深い」部分を潜行するShackletonとAppleblim。本作においてもその暗さをしっかりと発揮してくれている。地を這うようなダブのベースラインと、パーカッシヴなリズム・セクションは、どこか湿った土の匂いがする。しかもこの土は、作物を育てる豊穣の土というより、何者をも育てぬ墓場の土だ。シンプルかつストイックなトラックに、果たしてどのようなウワモノがふさわしいのか、亭主には全く想像がつかない。思いをめぐらせる間にも、トラックは不穏なサウンドを響かせつつ、前へ前へと進んでいく。その進みはアフリカの民族音楽のようであり、和太鼓響く中の進軍のようでもあり、かつまたエスニックなトランス・ミュージックだったりもする。Shackletonが13曲、Appleblimが5曲、Gatekeeperがゲストで1曲。

言うまでもないが、ダブステップという音楽の持つ可能性、Burialや2562ほか多くの才能あるアーティストたちが集結し、さまざまなジャンルを巻き込みつつ発展する成長性を、「墓場の土」などという言葉で否定するつもりは全くない。コンセプトは確かに「暗い」が、作品からほとばしるエネルギー、パワーはかつてのドラムンベース隆盛の時代を思わせる。ベースとリズムセクション、そしてほんの少しのウワモノで構成されたこの新しい音楽が、いったいどこへ進んでいくのか、亭主自身楽しみなのだ。(2011.05.03 Tower Records水戸内原店から)

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