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2008年9月21日 (日)

09/21 くらくらする音楽論の一例

本日、積読にしていた「ブライアン・イーノ/エリック・タム著、小山景子訳、水声社」をようやく読了しました。前回の「読」更新が8/22でしたので、ほぼ1ヶ月をかけて読んでいたことになります。第1章、冒頭の部分でなんども挫折しかけましたが、つらい部分を抜けると思いがけず楽に読めるようになりまして、この日なんとか読み終えることができました。

詳細は「」参照のこと。

この本、引用が多くてなかなかためになるのですが、論理を展開するにあたってはかなりコンサバな文献も引用しておりまして、なかには思わずくらくら来てしまいそうな評論・論文も少なからずありました。
音楽好きにはちょっと考え込んでしまうものも多かったので、その一部をご紹介します。

デヴィッド・コープによる「アンチ・ミュージック(反音楽)」の定義
・危険な音楽(演奏者及び/又は聴衆に肉体的・精神的危害を及ぼすもの)
・ミニマル及び概念の音楽(ケージの4分33秒などは、このジャンルの代表である)
・バイオミュージック(作曲に対する意識的な努力よりも、自然な生命の機能によって作られた音楽)
・サウンドスケープ(環境の音を、人為的に処理した、あるいは自然のままに集めた音)(New Directions in Music/デヴィッド・コープ)
「我々が恐れている音楽の均一化を、正しいとするような見方がどこかの世界にあるなら、それはきっと大衆音楽(ポピュラーミュージック)の領域にあるにきまっている」(世界音楽の時代/ブルーノ・ネトル, 1985年)
「ベートーベンの交響曲を正確に評価できるリスナーは、概して、大衆的な音楽の問題点を判断できるが、その逆は真ではない」(分析と価値判断/カール・ダールハウス, 1983年)
「教養のあるものが尊大な態度をとることは責められるべきだが、音楽的教養の無い者を責めてはいけない。というのは、無教養なものに美しい音楽が理解できないという事実を、無教養者が変えることはできないからである」(同上)

エリック・タム自身はこれらの引用を否定的な文脈で使用していますので、個人的には問題なしなのですが・・・それにしても世の中には偏った意見というものがあるものです。いや、亭主がリベラルすぎるのかな?

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